十木舎

ブログ Blog

向日町の家 現場日記

気温が穏やかで過ごしやすい季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は、趣味のサイクリングで紅葉を見に行きたいなと計画中です。おすすめスポットがあれば是非教えてください。

今回は、「向日町の家」現場日記をお届けいたします🌱

ここは丘陵地に位置しており、敷地内に段差があることが特徴です。
このような敷地においては、建物を建てる前段階で、外構工事計画の精度を高めていくことが重要です。(普段は、建物の工事を終えてから、外構工事を進めてく流れになっております)具体的には、門灯やインターホンで使用する配管類を事前(基礎工事段階)に仕込むことで、外構工事の際に作業を円滑に行うことができます。

また、前面道路幅が狭く、行き止まりとなっていることも工事をする上で注意が必要です。このような敷地環境においては、近隣の皆様への配慮はもちろんのこと、工事業者が重ならないよう的確な工程管理が必要になります。

細かい事前準備を整え、いざ工事が始まります。

着工(5月) 
基礎工事完了

基礎工事後は、本社から運搬した木材を運び込み、大工さんが手作業で組み上げていきます。また、工事監督は、「工事が計画通り進んでいるか」や「安全であるか」を常に確認しながら作業を進めていきます。

土台敷きが完了し、構造材搬入
棟上げ作業が完了(6月)
屋根と外壁工事完了(10月)

現在は、建具や造作などの内装工事中で、今後外構工事へ移っていきます。
お施主様が現場にお越しいただく際には、大工さんや職人さんの手作業の様子をご覧いただけると思います。このように、お施主様にとって作り手の顔や材料を見ながら家づくりが進んでいくことは、大きな安心感がありますね。
また、イメージしていたものが、実際に組み合わさり形になっていく姿を見ることで、これからの生活に一層期待が膨らみますね💭

11月下旬に見学会を開催する予定です。後日、ブログで詳細を発信する予定ですので、お楽しみに!
川内

向日町の家 上棟式のご報告

本日は、棟上げ作業と上棟式の様子をお届けいたします。


6月17日(火)、18日(水)の2日間に渡り、棟上げ作業及び、上棟式を執り行いました。わずか2日間で、1階柱の組み立てから屋根仕舞いまで完成させていきます。

棟上げ作業においては、本社から運搬した木材をレッカーを使用して2階へ運び、大工さんが手作業で組み上げていきます。また、工事監督は、「工事が計画通り進んでいるか」や「安全であるか」を常に確認しながら作業を進めていきます。
この棟上げ作業は、他の現場の大工さんたちを招集して手伝ってもらうほどの、大掛かりな作業となります。

レッカーを使用して木材を搬入しています。
レッカーに指示を出す監督の森谷。
耐力面材の「モイス」を貼る大工さん。



30度を越える暑さの中、監督や大工さんは「水分しっかりとりや」など声を掛け合いながら作業を行っておりました。


2日間の棟上げ作業が無事に完了し、18日の夕方から上棟式を迎えることができました。
上棟式では、家屋の守護神と大工の神さまを祀り、棟上げを無事に終えられたことに感謝するとともに、今後の工事における安全を祈願いたしました。

こうして日本産の無垢材で組み立てられた構造材を一つひとつ見ていくと、節や年輪模様がすべて異なり、自然素材であるということを実感します。
「世界にひとつだけの家づくり」を素材本来の良さを通して感じていただけると思います😌🛖


週末も気温が高くなる予報です。
こまめな水分補給と休憩でどうぞご自愛くださいませ。

川内

現場日記

気が付けばあっという間に1月も終盤
今日は日中少し暖かさを感じるほどの陽気で
もう冬も終わりか・・・早くない?と

しかしまだまだ1月末です、冬真っ只中です
まわりで風邪をひいておられる方も多いです、皆様もご自愛くださいませ

前回紹介させていただいた現場も順調に進んでおります
只今外壁塗装中・養生シートでよくわからない写真ですが
とにかく現場は順調に進んでいるのです

内装工事も大工工事が着々と進行中
十木舎の家は大工さんの手仕事の結晶でできております
内装では、一部家具・窓枠や建具枠、巾木に至るまで全て大工さんの誂えものです



今回は家具工事の大工さんに材料がわたるまでを少しご紹介

所狭しと積まれた木材
かつら木材センターの材木倉庫内部です
ここから家具工事に必要な木材を選定していきます

今回、造作ソファー・TVボードを栗の木を使って作成します
この板はその一部を担います

では材料の下処理をしていきましょう

先程の栗の木ですが素直で良い子に見えます

しかし実は次の写真の青線のように反りがあり平坦ではないのです

この板を反りがなくまっすぐな板に加工していきます

まずは機械に通せるように片側をカットして巾を落としました

機械にセットして少しづつ削って反りを解消していきます
青〇の位置で15㎜ほどの反りがあります

短辺方向でも8㎜ほどの反りがありました

削りだしておよそ30分
ようやく上半分が平坦になりました!

さて、機械を替えて次は厚みを目標値まで削ります

青〇の機械で規定の厚みまで削て完了
反りのない綺麗な板にしあがりました

1枚にかけた時間・・・発表は控えます

こうして出来た板材達を城陽倉庫に運搬
ちょうど階段の加工をしていた棟梁に無事引き渡されました

今回も素敵な家具に仕上げていただきます

☆今日のラーメン☆
麺屋隊長 中華そば

西宮北の現場近くのラーメン屋さん
駐車場難易度D
すごくほっとする中華そば
あまりの優しい味にお代わりしそうになりますよ
神戸三田アウトレット帰りにでも是非!

上村

大工さんの技

木造建築の職人で要は何といっても大工さんでしょう!
職人不足といわれる昨今。
長年、鍛錬を積み重ね、木造の特殊な「技」を身につけた大工さん。

その技術をいかんなく発揮できる現場も工業製品の台頭で少なくなってきている
現状があります。
そんな貴重な「大工さんの技」を
今回は少しご紹介しましょう。

日本建築、特にお茶室などの数寄屋建築や町家など伝統的な建物で
よく見かける丸太の柱など加工は、四角い柱などを加工するのと異なり、
特に専門的な技術が必要です。



丸太の桁(横の部材)に丸太の柱(縦の部材)が刺さるところです。
組み立ててしまえば、わからなくなりますが、
ここに大工さんの「技」が隠れています。


続いては京名栗(きょうなぐり)というもので
木材は栗(くり)ですが表面を(ちょうな)という道具で
特種な加工をしたものになります。


その京名栗の加工では第一人者
京都は京北の「原田銘木店」さんに製作をお願いした材料です。


「絶妙な反り具合」 (原田銘木店さん:https://www.kyonaguri.com/)

この京名栗の端を大工さんが現場に合わせて加工します。

事前に工場で加工されたこれらの部材を現場で組み立てました。

只今、十木舎で工事中の和風割烹店舗の玄関の一部です。
それぞれの部材が見事に納まっています。
いまから完成がとても楽しみです!

先日はこの技術を応用して、錆丸太(さびまるた)を使った
藤棚を作っていただきました。

今後も、大工さんをはじめ職人さんには
このような特殊技術をいかんなく発揮していただき
皆様のお役に立つお仕事を手掛けていきたいと思います。

今回は大工さんの「技」のご紹介でした。


森谷

現場日記

最低気温がようやく20度前半!秋らしさを感じられる気温になってきました。
しかし日中はまだまだ残暑厳しく、一日の寒暖差で体調を壊さないよう気を付けていきましょう。


今回は、秋晴れの中着工となりました現場の紹介をさせていただきます。

古家の解体が完了し、更地になったところから着工準備スタートです。
図面を片手にいざ現場へ。
敷地の大きさ・高さ関係・ガス・電気・水道・下水 などを図面を基に確認していきます。
道路幅員・資材搬入経路も確認していきます。

図面の内容を現場で確認し、設計と打合せ確認作業をすすめていくこの時が、いよいよ現場がスタートするぞ!と、気合スイッチが入る瞬間です。

宮司様・お施主様・十木舎スタッフ参加で地鎮祭も行われました。
この日も容赦ない暑さでした。土地の神様に工事の無事を祈願し、直来にてお施主様と談笑の場をいただく事で、気引き締まりスイッチが入ります。

本日土留めブロック工事 無事着工

今日からお引き渡しまで約6か月間の工事がスタートしました、工事中の事故怪我ゼロとお施主様にご満足いただけるよう努めさせていただきます。

☆今日のラーメン☆

英~はなふさ~ 塩まぜそば

弊社城陽倉庫から車で5分程のところにあるラーメン屋さん
暑くても、まぜそばなら食べられる!塩分チャージとニンニクでスタミナUP!
勿論激ウマ 人と会う予定のない時にぜひ!


上村