新年あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
本日より、弊社も通常業務をスタートいたしました。
新たな年を迎え、十木舎はお陰様で13年目として活動させていただきます。
これもひとえに、皆様のご支援とご協力のおかげと感謝申し上げます。
初心忘れることなく、一つ一つに誠実に向き合い、社員一同これまで以上に精進していく所存です。
本年も変わらぬお引き立てのほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
十木舎
奥村 嘉郎
今年も残すところあと数日。
ついこの前このくだりを書いたような気がしていたのですが、はや一年経ち、もう年末ですね。
ほんとうに今年は、目まぐるしく過ぎていく一年だったように思います。
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、初心に帰って十木舎としてのメッセージをもう少し発信していこうと、ブログの投稿頻度をあげるようにしました。来年も引き続き、スタッフ皆の顔が見えるような機会にできたらと思っています。
さて、十木舎では年末年始を下記の日程にて休業いたします。
休業期間のメール等のお問い合わせについては、1月6日(月)以降のお返事となりますので、何卒ご了承のほどお願いいたします。
■年末年始休業期間
12月28日(土)~1月5日(日)
今年も多くの思いの詰まった家づくりに出会い、携わらせていただくことができました。
お施主様をはじめ、ご協力いただきました職人の皆様、ありがとうございました。
13年目の十木舎も、これまでの経験を活かしながらも、初心を忘れることなく、1棟1棟大切に家づくりに向き合っていきたいと思っております。
来年も十木舎をどうぞよろしくお願い申し上げます。
本格的な寒さを感じ、今年も残すところ数週間…
この時期、家に帰ってうがい手洗いの次にすることといえば暖房器具をつけることでしょうか。
今回は薪ストーブのご紹介です!
弊社事務所ではネスタ―マーティンM43を採用しています。
ガラス面が大きく、ダイナミックな火の揺らぎを楽しむことができ、
ゆらぐ火とそのあたたかさに寛いで、ウトウト…
今年の夏に竣工したお家でも薪ストーブを設置しました。
こちらはAGNI-HUTTE(AGNI)というコンパクトな薪ストーブ。
このかわいらしさ…我が家も検討すればよかったかなと思っちゃいました。
メンテナンスは、数回の利用でもそのシーズンがおわれば円筒から本体まで全て掃除します。煙突の中にブラシを入れて汚れを取ったり、可能なお家では分解して洗うことも。ご自分でも専用の道具があれば可能ですが、薪ストーブ業者にお願いすることもおすすめです!
掃除をせずそのままにしておくと煤やタールがこびりついてしまい、通気口を塞ぎうまく空気が流れなくなります。付着して時間が経った汚れより、早い方が落ちやすいので毎年のメンテナンスを。
薪ストーブをご検討の際はお気軽に聞いてくださいね!
事務所の薪ストーブの火入れが待ち遠しい山田でした~
家を建てるなら、自分で「左官をしてみたい!」「壁を塗ってみたい!」と思ったことはありませんか?
そんな方にはポーターズペイントをおすすめしています。
かなり以前のブログ記事でもご紹介しているのですが、プロでも素人でも誰が塗っても同じ仕上がりになる!という不思議な塗装材です。
通常のペンキと違い、細かな砂が混じった塗料なので、左官のようなザラッとした素材感がでます。
左官作業はコテを使うのでとても難しく、簡単には思ったような仕上がりならないのでセルフペイントにはおすすめできません。
しかし、ポーターズペイントであれば、誰でもそれなりのクオリティで仕上がるので、まったく刷毛を握ったことなどなくても、安心してトライできる優れものです。
そんなポーターズペイントを、先日完成した「岩倉の家4」のお施主様がセルフペイントに挑戦です。
さすがに一発勝負となるのは勇気がいるので、色選択を兼ねて練習へ。
京都でポーターズペイントの代理店をしている、インテリア末永さんのご自宅兼ショールームでレクチャーを受けながら、30分程度練習させてもらいます。
ちなみに末永さんのショールームには、木の家に似合う、椅子やテーブル等の家具も充実しています。
末永さんは細かなアドバイスもしてくれるので、家具選びに悩んだらぜひ相談しに行ってみてください
さて、練習もして簡単なことが確認できたら本番です。
軽く乾くのを待ちながら、少しの休憩を挟んで、2度塗りに入ります。
約3時間かかりましたが、素敵な壁に仕上がりました!
珪藻土のような調湿性能や脱臭性能はないので、広範囲に使うことはおすすめしませんが、様々な色から選べるので、空間にアクセントをつけるのにはもってこいですね。
「とっても良い思い出になりました!1面だけにしといてよかったです」
というのが、お施主様の最後のコメントです。
皆様もぜひ!
山浦
木造建築の職人で要は何といっても大工さんでしょう!
職人不足といわれる昨今。
長年、鍛錬を積み重ね、木造の特殊な「技」を身につけた大工さん。
その技術をいかんなく発揮できる現場も工業製品の台頭で少なくなってきている
現状があります。
そんな貴重な「大工さんの技」を
今回は少しご紹介しましょう。
日本建築、特にお茶室などの数寄屋建築や町家など伝統的な建物で
よく見かける丸太の柱など加工は、四角い柱などを加工するのと異なり、
特に専門的な技術が必要です。
丸太の桁(横の部材)に丸太の柱(縦の部材)が刺さるところです。
組み立ててしまえば、わからなくなりますが、
ここに大工さんの「技」が隠れています。
続いては京名栗(きょうなぐり)というもので
木材は栗(くり)ですが表面を(ちょうな)という道具で
特種な加工をしたものになります。
その京名栗の加工では第一人者
京都は京北の「原田銘木店」さんに製作をお願いした材料です。
この京名栗の端を大工さんが現場に合わせて加工します。
事前に工場で加工されたこれらの部材を現場で組み立てました。
只今、十木舎で工事中の和風割烹店舗の玄関の一部です。
それぞれの部材が見事に納まっています。
いまから完成がとても楽しみです!
先日はこの技術を応用して、錆丸太(さびまるた)を使った
藤棚を作っていただきました。
今後も、大工さんをはじめ職人さんには
このような特殊技術をいかんなく発揮していただき
皆様のお役に立つお仕事を手掛けていきたいと思います。
今回は大工さんの「技」のご紹介でした。
森谷