十木舎

ブログ Blog

桂の家 完成間近!

「桂の家」は、今週末に開催予定の完成見学会に向けて、最後の大詰めを迎えております。
様々な部分の微調整や、最後の仕上げ工事に各職方さんが動いてくれています。
工事の終盤、カーテンや建具が入ると一気に家の様子が活気づいて作り手の我々も嬉しくなります。
いつも楽しみの瞬間でもあります!

いつもお世話になっている建具屋さんが、ルーバー扉を調整してくれいています。 外部からの視線や西日をコントロールしながら、部屋からは外の気配を感じ風通しも促すことができる優れた建具です。
薪ストーブも無事に設置完了。本格的な火入れは夏を越してもう少し先ですが、頼もしい冬の味方です。

その他、造作のキッチンキャビネットやハーフユニットのお風呂など、見どころもたくさん。
完成見学会は今週末の19日(土)と20日(日)の2日間にわたって開催予定です。
両日共に、お時間よってはまだご案内可能ですので、ぜひこの機会にお越しください!
ご連絡お待ちしております。

十木舎 奥村

桂の家 完成見学会のご案内

京都の街中では桜が見ごろを迎えました。爛漫の春、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、完成見学会のご案内です。
この度、桂の家 完成見学会を開催させていただくことになりました。

住宅街の中に広がる田園風景を借景に、周辺環境と調和する木造2階建ての住宅です。
プライバシーは確保しながら、木の家に馴染む木製サッシやリビングの出窓を介して、美しい風景を最大限に取り込むプランとしました。

延床面積が約23坪とコンパクトながらも、収納を随所に設けて、造り付けのソファやキッチンキャビネット、洗面造作、風呂はハーフユニットを採用して壁や天井はひのきの板張です。
木の質感や本物の素材を、日々暮らしの中で贅沢に感じられるような家になっています。

この機会にぜひ十木舎の家をご覧ください。

【開催日時】
2025/04/19(土)
10:00 / 11:00 / 13:00 / 14:00 / 15:00
2025/04/20(日)
10:00 / 11:00 / 13:00 / 14:00

【会場】
京都市西京区桂
🚃阪急京都線 桂駅から徒歩11分

■お申込みいただいた方には、詳しい地図を別途ご案内差し上げます。
■当日は駐車場のご用意がございません。お車でお越しの方は、近隣のコインパーキングをご利用ください。


【予約について】
ご予約はメール、電話、DMにて承っております。
TEL: 075-754-7232
MAIL: kinoie@juhmokusha.jp

※ご予約時に【ご希望日時 / ご来場人数 / 緊急時のご連絡先】をお伝えください。
尚、ご希望の日時につきましては先着順とさせていただきますので,ご了承ください。

※ご予約をいただく際に下記項目をお願いしております。皆様に安心してご見学いただけますよう、ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします

●完全予約制で進行しております。
●感染症対策にご協力ください。
●抱っこのできないお子様、小学生以下のお子様のご入場はご遠慮願います。
(外で保護者の方とお子様が一緒にお待ちいただくことは可能です。保護者の方は順番にご見学いただけます。)

日常の気づき

前回のお掃除ブログから引き続き、ずばっとしたことを語れるわけではありませんが、
優しい目でお付き合いいただけたらありがたいです。

気づいたことという、なんとも・・・というタイトルに思われた方もいらっしゃるかもしれません。
私自身、自己分析ではありませんが、鈍感な方だと思っています。繊細に、機敏に、一歩先のことを
気づいて行動できるほうではありません。

何回も見て、聞いて、身体を動かして、あぁ!となるタイプな方かと思っています。
だから毎日クイックルワイパーをかけますと、あぁ、もしかしてこういうことかしら?と思うわけです。
今も継続していますので、あと1か月ちょっとで、丸2年。
十木舎の事務所でおよそ500回ほどクイックルワイパーを使って気づいたわけであります。
そんなわけで、500回近く見ていましたら、ほかにも、おや?と思うことがあるわけです。

お引渡し前のフローリングを撮影しました。

それはフローリングの焼け方・色の変化です。

上にありますのは、お引渡し前のフローリングを撮影したものです。ヒノキのよい香りがして、白く透明感も感じるような素敵な仕上がりになっています。
お引渡し前にもクイックルワイパーで家じゅうを2度3度とかけています。

一方下に写真を貼りましたのは、十木舎の2年ほど経ったフローリングです。

当時、事務所を立ててくださった棟梁がいい色になってるなぁと褒めてくれました。

いい色になったという前の竣工時のフローリングもご覧ください。

いかがでしょうか。

色以外にも変化はあります。冬場、事務所ではエアコンや薪ストーブを活用することがあり、室内が乾燥しますと、フローリングが空けてきます。
夏頃になりますと、相対湿度が高まるため、フローリングの隙間が締まってきます。
肯定的に捉えられる方もいらっしゃれば、そうでない方もいらっしゃるかと思いますが、自然素材の無垢フローリングであるが故に起きている事象です。
木が湿気を吸放出するので、木が呼吸すると表現したりもします。

こういった変化を楽しみながら家に愛着が増してくれたらなによりでございます。

さて、話を戻しますと、ただただフローリングをクイックルワイパーでかけていただけですが、
フローリングの色の変化は、十木舎の空間をより味わい深い感じにしていると私は思っています。

自己評価が高い気がして恐縮ですが、昔の偉人は素敵な言葉を残してくれています。

「積小為大」二宮尊徳

小さな積み重ねが、大きな成果となるという意味だそうです。

ヒノキは油分を持っていますので、日常生活で発生する埃があるとしますと、たとえ10分でもクイックルワイパーなりで掃除をし続けることに意味がありそうですね。

もうひとつ、おや?と思ったことがありますので、よければお付き合いください。

それは、テーブルの大きさと椅子の大きさの関係です。

十木舎では、お引渡し前に基本的には撮影をさせていただいております。

その際に、テーブルや椅子などを撮影用にもっていきますので、撮影時の事務所は
一時的に普段と違う環境になります。

そうなることで気づいたことなのですが、テーブルと椅子の組合せで雰囲気が変わります。

日常の十木舎のテーブルと椅子です。
一時的に普段と違うテーブルと椅子です。

いかがでしょうか。

設置した場所は同じですが、椅子が違うことで、雰囲気やテーブルの大きさも違った印象には感じられませんでしょうか。

カタチや大きさなどによって、雰囲気が変わることをしみじみと感じた瞬間でした。


最後に気づいたことですが、よければお付き合いください。

それは十木舎のモデルハウス2階手すり(トップレール)についてです。
これは6m30cmほどあるのですが、1本の材料でできております。

一見すると主張しない自然な手すり仕上げなので、おや?と思うのに、半年から9か月ほどかかりました。

おや?と思うには、木材の流通について少し知識があるほうがよいです。
私達工務店に木材として運ばれてくるまでにはいくつもの流通を経由してたどり着きます。

簡単に紹介しますと、例えばまず山から桧の木を1本切ります。そのままでは長いので、3等分か4等分にして短くします。これを1番玉・2番玉・・・と呼びます。
3mから4・5mの大きさの木を原木市場へ運び出します。原木市場でセリ落としたものを製材所へもっていき丸太を柱やフローリング用などの用途に合わせて加工します。
その後、板の水分を抜くために乾燥させて、それからもう一度反ったりした箇所を落とし製材されます。
今回の例では、造作材となった桧を十木舎の現場へ納品され、棟梁によって手加工されて手摺となります。

いかがでしょうか。結構長い旅の末に手摺になるのです。

ある日、まじまじと長くてきれい手摺だなぁと思ったときに、ふと思ったのです。流通材にしては長すぎないかい?と。
トラックに載せて運ぶのですが、1番玉が一番長くて5m程度です。一応6mまでは流通材としてあるのですが、普段あまり出ないようで、値段もぽんと上がってしまうことを聞いたことがあります。

今回6m30cmほどと6mを超えていますので、なかなかお目にかかれない手摺であることに気づいたわけでございます。

十木舎にお立ち寄りいただける場合には、自然な手摺なので思いに留めていただけにくいですが、ぜひ見てあげてください。

小棚

現場日記

気が付けばあっという間に1月も終盤
今日は日中少し暖かさを感じるほどの陽気で
もう冬も終わりか・・・早くない?と

しかしまだまだ1月末です、冬真っ只中です
まわりで風邪をひいておられる方も多いです、皆様もご自愛くださいませ

前回紹介させていただいた現場も順調に進んでおります
只今外壁塗装中・養生シートでよくわからない写真ですが
とにかく現場は順調に進んでいるのです

内装工事も大工工事が着々と進行中
十木舎の家は大工さんの手仕事の結晶でできております
内装では、一部家具・窓枠や建具枠、巾木に至るまで全て大工さんの誂えものです



今回は家具工事の大工さんに材料がわたるまでを少しご紹介

所狭しと積まれた木材
かつら木材センターの材木倉庫内部です
ここから家具工事に必要な木材を選定していきます

今回、造作ソファー・TVボードを栗の木を使って作成します
この板はその一部を担います

では材料の下処理をしていきましょう

先程の栗の木ですが素直で良い子に見えます

しかし実は次の写真の青線のように反りがあり平坦ではないのです

この板を反りがなくまっすぐな板に加工していきます

まずは機械に通せるように片側をカットして巾を落としました

機械にセットして少しづつ削って反りを解消していきます
青〇の位置で15㎜ほどの反りがあります

短辺方向でも8㎜ほどの反りがありました

削りだしておよそ30分
ようやく上半分が平坦になりました!

さて、機械を替えて次は厚みを目標値まで削ります

青〇の機械で規定の厚みまで削て完了
反りのない綺麗な板にしあがりました

1枚にかけた時間・・・発表は控えます

こうして出来た板材達を城陽倉庫に運搬
ちょうど階段の加工をしていた棟梁に無事引き渡されました

今回も素敵な家具に仕上げていただきます

☆今日のラーメン☆
麺屋隊長 中華そば

西宮北の現場近くのラーメン屋さん
駐車場難易度D
すごくほっとする中華そば
あまりの優しい味にお代わりしそうになりますよ
神戸三田アウトレット帰りにでも是非!

上村

新年の挨拶

新年あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
本日より、弊社も通常業務をスタートいたしました。

新たな年を迎え、十木舎はお陰様で13年目として活動させていただきます。
これもひとえに、皆様のご支援とご協力のおかげと感謝申し上げます。
初心忘れることなく、一つ一つに誠実に向き合い、社員一同これまで以上に精進していく所存です。

本年も変わらぬお引き立てのほど、何卒よろしくお願い申し上げます。


十木舎
奥村 嘉郎