草津の家上棟しました。
今回の現場日記は先日、無事上棟を迎えました「草津の家」
からお伝えします。
まずは基礎の上に土台を敷くところから始まります。
土台には国産、主に紀州産の無垢の桧材四寸角(12cm角)を使用。
基礎の上に黒く見える基礎パッキンを敷き、床下の通気を促します。
土台敷が完了した状態
土台が敷かれると、いよいよ柱を立てて上棟に向け構造材を組んでいきます。
家の中心には7m近い長さのある心柱(しんばしら)
こちらも桧の無垢材で五寸角(15cm角)あります。
大黒柱的な役割を果たします。
大工さん息を合わせて心柱を納めていきます!
こちらのお宅は家の形が正方形の計画をなされており、
屋根は寄棟のいわゆる「方形」ほうぎょうの形をしています。
その設計を活かす為、屋根を形つくる梁材を現しにしています。
中心から四隅にかかる梁材には7mの無垢の杉材を使用。
大工さん、ここは特に慎重に納めていきます。
組み上がってしまえば、簡単に思えてしまうところにも、
材木を切り出す山師さん
材木を製材する製材業
木を乾燥させて製品にする木材業。
設計図通りに木材を加工するため、CAD入力をするCADマン
加工指示通りに機械を動かすプレカット工場のオペレータ
そして現場で納める大工さん
いくつもの工程に係る方々の思いが詰まっていることを
胸に刻み大事に扱わなければなりません。
無事、棟の部分を組み上げ屋根を支える構造が見えてきました。
一番気を遣うところを納めた大工さん。少し安心した様子です。
お客様のお住まいへの思いを形に変える家づくりの仕事。
改めてやりがいと責任を感じた一日となりました。
森谷