十木舎

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有栖川の家 上棟しました!

京都を囲む山々では新緑の美しい季節になってきましたね。
さわやかな春の風をきってのドライブや山や海でのバーベキューなど
GWの行楽を楽しんでおられる方も多いかと思います。

さて今回の現場日記は先日上棟を終えました、「有栖川の家」からの
お届けです。
今までのお住まいを解体して、今回新たに建て替えをなさいました。

閑静な住宅街とあって、建て方当日は朝から大工さんの掛け声と
材木を組む音が響きます!

梁を組む大工さんと下で柱を支える大工さんの息もぴったり。

このようにお隣様との距離が少し近い現場では特に慎重に工事を
進めなければなりません。

クレーン車が到着。これで大きな梁も釣り上げることができ、作業もはかどります。

見る見るうちに2Fの床の梁が組まれていきます。

さすが大工さん、梁の上だって平気な顔で歩いて行きます。




2Fの床組みが終わると屋根を組んでいきます。だんだんと高くなっていきます。

屋根の上ではもくもくと作業を進める大工さん。



この日は天候にも恵まれ、予定していた上棟の作業を終えました。
事故もけがもなく屋根仕舞まで終えるとホッと一安心です。

こちらの紙の養生が貼られている梁はリビングの天井に現れてくる梁です。さてどんな仕上がりになるのか今からとても楽しみな予感が・・・

こちらの「有栖川の家」今後の現場日記もお楽しみに!

森谷

西京極の家 一枚板テーブル

GWも始まりましたが、お出掛けされている方、ゆっくり過ごされている方
はたまたGWなど関係なくお仕事の方もいらっしゃいますよね。

さて今回の現場日記は、ご家族がお集まりになるリビングにあるといいなぁと
一枚板のテーブルのご紹介です。

こちらの一枚板はケヤキです。

西京極の家のご主人が弊社の倉庫で自ら選ばれました!

幅1mx長さ2m 厚みが7cmはある無垢のケヤキ一枚板。
見事な木目です。

ご主人も「仕上がりがとても楽しみです」と・・・

加工する側にとってもこれだけの一枚板、気合が入ります!

まずは打ち合わせの通りの大きさにするため、加工に入ります。

今回はあえて耳の部分は残さずにカットします。

大きさを整えると次は専用の機械で反りやねじれを修正します。

ケヤキ板の表面が削られて表情が変わってきました。

反りやねじれを修正すると続いてはサンダーによる研磨です。
さらに滑らかに削っていきます。

ここは特に念入りに。この工程で仕上がりが決まってきます。


工場で念入りに研磨した後は現場に搬入して最後の仕上げ。
家具職人さんによって足を取り付けます。


今回は足も同じくケヤキを選択。いよいよ完成です。


オイルフィニッシュの仕上がりで何ともいい感じに!

椅子や照明との雰囲気もバッチリ決まりました!

「一生大事に使います。」お施主様から頂いた言葉が忘れられません。

テーブルを納めさせていただいた「西京極の家」、
先日お引渡しをさせていただきました。


このテーブルを囲んで、ご家族でにぎやかなのお時間を過ごされるを
祈っております。


それではこちらの施工事例も後日アップする予定ですので
お楽しみに!


森谷

牧野の家 上棟しました!

このところ連日のように気温も高く、良い天気が続きましたね!
桜も一気に満開となり、舞い散る様子にうっとりと見入ってしまいます。


さて今回の現場日記は先日、無事上棟を終えました、「牧野の家」からお伝えします!

まずは上棟作業に先立ち、基礎の上に土台を据え付けます。

十木舎では土台に12cm角の桧を使用。
その他床下になる部分の木材は全て国産のヒノキを使っています。

土台が敷かれるとここからはいよいよ建て方の始まりです。
こちらの「牧野の家」では中心に6寸角(18cm角)の桧の大黒柱が入ります。

クレーン車で釣り上げられた大黒柱を大工さん総出で納めていきます!
ゆっくりと慎重に・・・

養生がまかれているため、その美しい姿はまだ見られませんが、
立ち上がると、その堂々たる雄姿に圧倒されます。
こちらの大黒柱の加工風景は以前のブログhttp://juhmokusha.jp/blog/?e=151でご覧ください。


大黒柱を納めた後は順調に梁材を組んでいきます。

大黒柱のてっぺんに納められた梁。
梁と大黒柱は「コミ栓」という堅い木で作られた栓を打ち込むことによって
抜けないように固定されます。大工さんの伝統的な技法のひとつです!

「コミ栓」が打ち込まれ、きっちり納まった梁と大黒柱。

大工さんの綺麗で計算された手仕事にはいつも感心します!

大黒柱と登り梁によって組まれた屋根組。すべて梁は現しにします。

棟から伸びた登り梁を軒先まではね出すことで、1m80cmも伸びた軒を支えられるのです!

登り梁の上には屋根の板を受ける垂木材を並べます。

十木舎では構造材や屋根の板に至るまで、すべて国産の無垢材を使用。

屋根の下地にも耐久性に優れた杉の無垢板を張っています。



その上には調湿効果と断熱性・屋根の消音効果も兼ね備えた「フォレストボード」を張ります。

この建材も杉皮を原料としており、環境と健康に配慮した建材の一つです。

そして、最後に「ルーフラミテクト」という下葺き材を張って上棟作業の終了です。

通常の屋根ルーフィングでも雨水は通しませんが、同時に湿気も通さないので、屋根裏に湿気がこもりがちに・・・

この「ルーフラミテクト」、雨水は通さずに屋根裏の湿気は逃がしてくれる
優れもの。屋根材の裏に発生する結露も防止する効果があります。

上棟作業を終え、現場では大工さんもこれで一安心です。

今回は「牧野の家」上棟作業の様子をお伝えしました。

次回も各現場から色々お伝えできればと思います。


森谷




草津の家 完成間近

温かい気温が続き、花粉が多くなってきましたね。

さて、草津の家も完成間近!

内部の珪藻土塗りも終わり、すごく綺麗になりました。

二階から見える、隅木がかっこよく見えます。

キッチンも取り付けしました。

外では、掘削工事が始まりました。

玄関に続く階段も仕上げに近づいてきました。

草津の家の完成が楽しみになってきました。

完成の様子をご報告出来ればと思います。

田村

牧野の家 上棟間近

ようやく暖かくなってきて、梅の開花もちらほらと。
待ち遠しかった春本番も近づいてきましたね!

今回の十木舎の現場に日記は、大阪府下で島本町の家に続いて
2件目の上棟を目前に迎えられました、「牧野の家」から
お伝えします。


枚方市は京阪沿線の牧野駅にほど近い閑静な住宅地

基礎工事の様子です。
家づくりの基本となる基礎工事。べた基礎でしっかり建物を支えます。

土間からの湿気を防ぐため一面土間シートを張ります。

この上に鉄筋を組んでいきます。

鉄筋は基礎工事の要。コンクリートを流し込む前に
必ず検査機関よる配筋検査を実施。
鉄筋が正しく施工されているかをチェックします。


基礎工事完成です。建物上棟までしばし養生期間となります。

そのころ木材加工場では大工さんによる加工の真っ最中です。

十木舎では通常柱や梁など構造材の加工をプレカット工場で行いますが、

こだわりの納まりの箇所などは、事前に大工さんによる手加工を必要とします。

こちらは屋根を支える登り梁の先端。
側面に加工された1cmくらいの溝には軒下の板がはめ込まれます。
事前のこのひと手間が美しい仕事へとつながります。

「牧野の家」では 家の中心に見事な大黒柱が入ります。

桧の6寸角(18cm角)で長さ6m  4面節のない大黒柱を現しにします。

こちらのお宅を担当する大工の西川棟梁もここは特に気合が入ります!

複雑に加工がなされた大黒柱の先端。
果たしてどのような納まりになるのか・・・

その答えは上棟の様子でご紹介しますね。

さて、私はと言いますと
十木舎では通常上棟の際に上棟式をさせていただいておりますが、
その時のお祀りする御幣(ごへい)にお施主様のお名前を入れさせていただいております。
上棟式でお祀りした後は天井の上から家をお守りいただく大切な存在。

まだまだつたない字ではございますが、十木舎の手造りの家の一端を担えればと思っております。







いよいよ今週末に上棟を迎えます「牧野の家」

この続きも是非現場日記で。

森谷