十木舎

ブログ Blog

薪ストーブについて

11月に差し掛かり、今年も残りあと2か月。寒くなり、暖房を使用する季節になりますね。寒さの厳しい地域で育った私のおすすめ暖房器具は「薪ストーブ」です!

そこで今回は、薪ストーブの魅力とメンテナンスについて紹介させていただきます。

一番の魅力は、あたたまり方にあると思います。空気が乾燥しにくく、遠赤外線の効果でじんわり体の芯からあたためてくれます。また、家全体の広い範囲をあたためることができるため、部屋ごとの温度差を少なくできることも魅力です。

椅子やソファでくつろぎながら、火の揺らめきをぼんやりと眺めているだけで、心が落ち着きリラックスできますね。 そして電気やガスを使用しないため、環境に優しく、乾燥した木があれば災害時でも暖をとることができます。また、お湯を沸かしたり煮込み料理など日常生活を楽しむことができます。

メンテナンスは、年に一度の点検とクリーニングを実施することが望ましいです。掃除をせずそのままにしておくとすすやタールがこびり付き、排煙がスムーズに行われず火災の原因になります。ご自身でも道具を揃えればクリーニングは可能ですが、屋根上での作業や部品の取り外しが必要になるため、業者の方に点検と合わせてクリーニングを依頼することをおすすめします。

どのような工程で綺麗にしているのか写真と一緒に説明していきますね。
まずは、すすなどで汚れないように周囲をしっかりと養生します。

次に、屋根の上から専用のブラシやハケで、煙突内の汚れを落とします。

屋根上の作業が終わり、すすが舞わないよう時間をおいてから、薪ストーブの扉を開けます。薪ストーブ内の部品を分解しながら専用の掃除機で汚れを吸い取っていきます。

今回は、ガラス回りのゴムパッキンが劣化していたので、取り替えました。

部品を元通りに取付、完了です。

そろそろはじまる本格的な冷え込みに備え、安心して使用することができそうですね。

是非、皆さまも薪ストーブのじんわりとした温かさを体感しにいらしてください。
事務所全体を温めてお待ちしております。

川内

木の家の変化について

10月も下旬を迎え、だんだんと気温が下がっております。皆さまは、風邪などひかれていませんでしょうか。

十木舎のメンバーになり、半年が経過します。
今回は、半年を通して感じた「木の家の変化」についてお話していけたらと思います。

変化と聞くと、子どもや植物の成長などから、生き物の変化がイメージしやすいと思います。実は木の家も生きていて、変化していくのです。
長岡京の事務所は竣工してまもなく3年が経ちますが、床張りの桧が日に焼けて色が濃くなっているのがよくわかります。この事務所の無垢材は私よりも2年半先輩ということになりますね。

事務所の床に若いヒノキを並べた様子(どちらも同じ厚さ3㎝紀州のヒノキ)
2022年11月撮影
2025年10月撮影

毎朝の床掃除時には、前日との色の変化は分からないですが、3年という時間をかけて、ゆっくりじっくりと変化していくのだなと感じます。
積み上げられた経年変化を感じながらも、5年後や10年後の事務所の様子がどのように変化していくのか想像を膨らませることもできますね。

現在、広報としての情報発信や、設計補助としてCADで図面を書く中で、日々分からない単語がでてきます。少しずつ理解しながら積み重ねていくことで、私もヒノキと同じように、3年後色濃く成長出来ればと思います。

また、今月ホームページに載せる写真を十木舎に新しく入った岡田さんと一緒に撮影していただきました。

もうすぐホームページで自己紹介ページが更新される予定ですので、お楽しみに!
川内

静市の家 完成見学会のご報告

9月13日、14日、15日の3日間にわたり完成見学会を開催させていただきました。
お越しいただいた皆さま誠にありがとうございました。多くのお客様にお越しいただき、盛況のうちに無事終了することができました。

今回の見学会では、十木舎の家づくりと一緒に、分譲地の区画についてもご案内をさせていただきました。静市の家は、分譲地11区画内に初めて竣工した十木舎の家のため、家づくりを考え始めたお客さまにとって、建物の規模感や敷地環境を体感していただけたと思います。
また、他区画の土地の様子を実際に見ることで、自分の家を建てる際の間取りや外構の様子まで幅広くイメージしていただけたと思います。

外観の様子

家の中へご案内をすると、吹抜けリビングの様子や、木の家に馴染む木製の窓により明るく開放的な空間に「素敵✨」という声を多くいただくことができました。

リビングの様子
リビングから窓の景色を眺める

また、レッドオーク材を使用した造作キッチンや、独立した造作洗面スペース、ケヤキ材を使用した書斎コーナーなど木質感があふれ、木に包まれた家の様子を感じていただけたと思います。

レッドオーク材の造作キッチン 
造作洗面スペース
ケヤキ材の書斎コーナー

これから始まる新しい街並みの、第一歩として愛され続けるお家でありますように😌💭
静市11区画分譲地の見学も可能ですので、ご連絡お待ちしております。

また、竣工写真を掲載する予定ですので、お楽しみに!
川内

粟生の家 完成見学会のご報告

8月に入り厳しい残暑が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

8月2日(土)、3日(日)の2日間にわたり「粟生の家」完成見学会を開催いたしました。暑い中、お越しいただき誠にありがとうございました。すべての予約枠で満席をいただき、盛況のうちに無事終了することができました。

多くのお客さまが、19.5坪の狭小地を生かした「空間の使い方」に関心を抱いておりました。

らせん階段から開けた2階リビングへ向かう様子や、変形5角形の寄棟屋根の天井勾配など、工夫により生まれる空間の豊かさを実感していただくことができました。

らせん階段から2階リビングへ
寄棟屋根の天井勾配の様子

また、造作キッチンや収納棚、杉の床といった無垢材の温かさに惹かれるお客さまも多くいらっしゃいました。
自然素材が暮らしの中で馴染んでいく変化を感じることも楽しみの一つ。これからもっと愛着の湧く家具や床材になりますね。

チェリー材の造作キッチン
1階ホール部分の造作棚
造作棚を設けた子ども室の様子

他にも畳コーナーや外観の焼杉板など載せ切れない写真は、竣工写真で掲載する予定ですのでお楽しみに🍃

川内

粟生の家 完成に向けて

まもなく竣工予定の「粟生の家」
造作らせん階段についてお届けいたします。

皆さまは「らせん階段」と聞くと、どのようなイメージをするでしょうか?
私は幼少期のワクワク感を思い出します。(ぐるぐると続いていく大きな段差が遊具のように感じて、登ったり下ったりすることが冒険のようだった感覚です。)

実は、このらせん階段には、家づくりにおいて様々なメリットがあります。

まず、限られたスペースを有効活用したい場合に最適であること。
一般的な階段に比べて設置面積が小さく、狭い場所でも設置しやすいのが特徴です。

次に、採光性を確保できること。
蹴込み板がなく光を遮りにくいため、階段を通して光が入りやすく、室内を明るく保つことができます。

ただ、このらせん階段ですが、施工するには大がかりな作業が必要となります。

工場で制作された、らせん階段が到着。
レッカーを使用して、家の中へ搬入。
らせん階段の位置決めから組み上げ。
手すりや中残の溶接。

職人さんは、細部の納まりや材料の規格などを設計者や工事監督とともに入念に確認しながら作業を進めておりました。



半日かけて、やっとらせん階段の取付が終了。後日、ヒノキの段板を入れて完成となります。

皆さま、大変お疲れさまでした。
造作のらせん階段には子どもの頃のワクワクが詰まっている。そんな感じがしますね。

こちらのらせん階段を設置した「粟生の家」、
完成見学会を8月2日(土)、3日(日)に予定しております。
ぜひこの機会にお越しください。

【予約について】
ご予約はメール、電話、DMにて承っております。
TEL: 075-754-7232
MAIL: kinoie@juhmokusha.jp
詳細は、粟生の家完成見学会のおしらせをご覧ください。

また、見学会の様子や、竣工写真を紹介する予定ですので、お楽しみに!

川内