無垢の一枚板(後篇)
無垢の一枚板(後篇)
先日はひのきの無垢板をご紹介しましたが、
今回はその続きで他の樹種を見ていただきます。
まずは杉(節なし)です。
杉はひのきより色は赤みが強いのですが、木の雰囲気としては少しやさしい感じ
がします。
木の堅さもひのきより柔らかいのでそれも関係があるのかもしれません。
厚さ4.5cmx巾50cmx長さ2mでテーブルには少し狭いので、
カウンターやテレビ台、下駄箱の天板なんかに良いですね。
続いては杉の一等材(節あり)です。
厚さ6.3cmx巾70cmx長さ1.9m
テーブルや座卓でもいいかもしれません。
板の真ん中に川のように色がついているのは、割れ止めの塗装がしてあります。
表面を加工するときれいになくなります。
ひのきと杉は針葉樹の代表的な樹種です。
次は広葉樹です。
広葉樹も種類がたくさんあります。これは栗クリです。
タモ・クリ・カシ・ブナなどは木目も似ていて詳しい方でないとなかなか判別は
難しいですが、いずれも堅木で木目も落ち着いていて雰囲気はいいですよね。
杉などに比べて表面が堅いので、書き物をすることが多いカウンターには
これらの堅木の方が書き跡が残る心配が少なくて済むかも・・・
きれいに仕上げてオスモなどの自然系オイルなどを塗ると、木目もはっきり
浮き上がりとてもよくなります。
同じクリでもこんなのがありました。
急な山の斜面で大きくなったのでしょうね・・・根元がかなり曲がってます。
このカーブを生かしたカウンターとかどうでしょう?なかなか面白いものが
できそうですね。
最後は楠(くすのき)です。
くすのきといえば、日本では巨木に育つことでも有名ですが
特徴としてはその香りでしょうか。
樟脳(しょうのう)の成分を含むからですが、そのおかげで
耐朽性に優れているんですよ。
今回のご紹介はここまでですが、これらはほんの一部です。
まだまだいろんな種類や大きさの木材を取り揃えていますよ。
十木舎では今後も色々な木材や建材のこと、またそれらの
加工状況やメンテナンス等をお知らせしたいと思いますので、
今後とも宜しくお願いします。
また、お知りになりたい情報などございましたら、お気軽に
お問い合わせください。
森谷