十木舎

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左官・塗り壁体験

左官の壁の魅力

先日、京都左官協同組合が主催する、左官・塗り壁体験に参加してきました!
建築士を対象とした、左官の塗り壁に理解を深めてもらおうという体験型の講習会です。
河村と二人で半日間、土と格闘してきました!

一時間ほどの座学のあとすぐ実技へ。
先生のお手本の後、いざコテで土と格闘!下にボタボタ、服にベチョベチョ。
私も河村も必死でコテを動かしますが、なかなかうまくいきません。



弊社は標準の仕様を、壁天井共珪藻土の左官仕上げとしていますから、普段から職人さんのコテさばきは見ているつもりですが、いざ自分でやってみるとまるっきりダメで、あらためて職人さんの素晴らしさを実感しました。

先生はさすがに素晴らしい。正確さとスピード。たくさんのコテをお持ちですが、普段生徒さんの使う練習用のコテをすっと取り、ものの五分程度で仕上げてしまいました。

他の皆さんも奮闘中。日頃建築の仕事をしている方々とはいえ、我々と同様コテを握るのは初めてな人ばかり。知識はあっても、やはり体は思うように動かないようです。

塗り壁は調湿効果に優れ、防カビや脱臭機能、その他耐火性能や断熱性能もある日本の風土に適した素晴らしい仕上げです。そして部屋全体を何とも言えないやさしく、手触り感のある居心地のいい空間にしつらえてくれます。
あらためて左官の魅力を知る一日となりました。

奥村

大工さんの仕事

無垢材を使ったこだわりの造作

精華町の家も室内の工事が進んできました。

十木舎では構造材だけではなくて、室内のしつらえにも杉やヒノキなどの
こだわりの無垢の木材をふんだんに使っています。

これも無垢の木材の扱いに慣れた腕の良い大工さんがいてくれるからこそ
できること・・・無垢材は生き物です。大量に生産された工業製品と違い、
木材一本一本に性格があり、素直な木や、やや気性の粗いやつ
とても美しい目をしているものetc・・・色々です。

現場では、大工さんと一緒にこれらの木材をどこに使うのか、どう施工するのか、
そんな思いで日々頑張ってもらっています。

今回はそんな大工さんの仕事風景です。


まずは床を張っているところです。これはヒノキの無垢板厚さは24mmあります。

無垢のフローリングは、室内の湿気を湿度に応じて吸ったり出したりしてくれるので
水分を吸って多少膨らんだり、逆に室内が乾燥すると水分を放出して縮んだりします。
だから大工さんも張り方にはとても気を使うところです。
隙間を作りすぎても、詰めすぎてもあまりよくありません。



細部に至るまできっちりしてます。すごいです。

つぎは階段です。
こちらのお宅はヒノキの廻り階段。この日はちょうど廻りの段板の加工中でした。
廻り階段のように少し技術を要する階段を加工するときは、大工さんは
よく実際の寸法で図面を書いてから確認して行います。

こんな風です。

図面の寸法通りに加工していきます。
これなら間違いが少ないですね。



板に溝を掘って剥ぎ合わせる(はぎあわせる)準備です。
板と板に段差が生じないように目地を入れます。

とても細かく丁寧な作業です。



廻り階段はかなり幅の広い板が必要です。こうして一枚の広い板にします。


この作業を繰り返し、廻り階段がかかりました。

とてもきれいです!

大工さんの書いた図面と比べてみました。上から見た写真



お見事!!!

カンナ掛けの様子。真剣な表情の大工棟梁の西川さん


写真を撮られているとわかって、少々照れ気味です。

とても薄いカンナくずが見事に出ていますね~

木部はお施主様の手に直接触れることが多いところなので、
大工さんも自然と気合が入ります。

内部の造作工事もいよいよ仕上工事に入っていきます。
これからの仕上工事が大変楽しみになってきました。

現場日記・大工さん編  今回はここまでとさせていただきます。

森谷

長岡京の家

[長岡京の家 着工しました]  

秋の風が心地よく感じられる季節となりましたね。
建築現場でも夏の厳しい暑さから解放され、仕事がしやすい季節
となりました。

今回の現場日記は京都長岡京市・西山のふもとに新築住宅を着工
させていただく運びとなり、新たにご紹介させていただきます。

着工に先立ちまして、地盤の調査を行いデータを解析したところ
若干の地盤補強が必要であると解析結果でした。

そこで、解析の結果と地盤の状態、諸条件、コストなど総合的な判断から
今回は鋼管杭(こうかんくい)での地盤補強を行いました。


これがその鋼管杭です。
先がドリル状になっていますね。
初めてご覧なる方もおられることでしょう。

この鋼管杭を地下に埋め込んで、堅い層に届いたところで
家の荷重を支える工法です。
今回は38本の杭を打ち込みました。

鋼管杭を重機の先にセットします。


杭の先はドリル状になっているので、回転させると
グングン地中に入っていきます。

一本の杭の長さは2~3メートルですが、堅い地層の深さによって
長さは決められています。


規定の深さに達するとそこでストップ。杭打ちの完了です。

砕石の間に小さく黄色く見えているのが、杭の頭なんですよ。


杭の施工が完了するといよいよ基礎工事が始まります。

地盤の補強については、もちろん地盤調査の結果に基づいた判断
が必要になります。
柔らかい地層なのか、堅いのか・・・水はけはどうかなどetc

その土地のなりたちや土壌の状態を昔にさかのぼって
検証してみることも重要になって来るかもしれませんね。


住宅を建築するうえでは、見えるところだけではなくて、隠れてしまうところも
おろそかにはできません。

地盤調査については以前にもご紹介していますので、参考になさって
ください。 →地盤調査のブログ     

                                      森谷

十木舎の建材

建材の施工状況をご紹介します!

十木舎では無垢の木材をふんだんに使用した家づくりをしていますが、
その他使用する建材も、できる限り健康に影響の少ないものを使用しています。

それは、お施主さまに健康で心地良い生活をしていただくことは
もちろんですが、建築現場で作業を行う職人さんや、また近隣の皆様
にも配慮して、そして環境にもできるだけやさしい住まいを提供したいと
考えているからです。

今回は、それらの建材が実際にどのように使われているかを
一部ご紹介いたします。




まず、これは"モイス"を外壁に張っているところです。
天然の鉱石を原料とした耐力面材であり、耐震性能も兼ね備えています。
端材をこのまま畑にまいても有害な物質が発生しないそうです。

このモイスを張った上にサイディングを張り付け、最後に吹付塗装をします。

次は断熱材です。
十木舎では、"パーフェクトバリア"という断熱材を使用しています。

パーフェクトバリアは飲料用のペットボトルに使用されるポリエステルを原料としています。
一般的な断熱材よりも少しコストはかかりますが、「赤ちゃんがくるまっても安心な断熱材」
の一つです。

壁と屋根にもこの断熱材を敷き詰めています。

施工は大工さんが寸法に合わせて切ってはめ込んでいきます。

大工さんが機械で裁断しても、粉じんや嫌な臭いはなく、

建築中の現場内に入っても、建築現場特有の新建材のにおいは
ほとんどしません。

つぎは屋根材です。屋根材料は"ガルバリウム鋼板"を使用しています。
軽くて、耐水性・耐久性にも優れています。


下葺の上に屋根材を葺いて(ふいて)いきます。これは段葺(だんぶき)
という施工方法です。

屋根材は板金業者さんの職人さんが施工してくれます。
雨漏りがしないように細部まで丁寧に納めていきます。


独特な道具ですよね。このような仕事をまじかで見ると職人技って感じがします。



雨にも降られることなく無事屋根の仕舞が終わりました。

これで一安心です。

今回ご紹介した建材については、"住宅の仕様のページ"でも紹介していますので

そちらを参照してください。

その他の建材・材料についても、実際の現場で施工されている状況などと合わせて
ご紹介できればと思っていますので、追ってまた・・・

今回はここまでとさせていただきます。        森谷

祝上棟 精華町の家

精華町の家 上棟しました!

精華町の家 上棟の様子をご紹介します。

今年の夏は雨が多くて現場は工程を組むのは大変でしたが、
8月吉日、予定通り上棟の日を迎えることができました。
この日も朝早い時間は小雨がぱらついていましたが、安全に配慮して作業を
開始しました。

まずは1階の柱を立てていきます。



1階の柱が立つと次は2階の床梁を組んでいきます。

十木舎では柱は桧の4寸角、梁は、すべて国産の無垢材を使用しています。



2Fの床が組めるとその上に2Fの柱や屋根の梁を載せていきます。
大工さんは棟梁をはじめ全員が30~20代!棟梁の指示と見事なチームワークで
テキパキと・・・雨も上がり、作業は順調に進んでいきます。




続いて屋根の梁を組んでいきます。

ここまで来るとかなりの高さがありますが、大工さんは何食わぬ顔です。

クレーンで吊るされた梁を2人1組で納めていきます。
2人の息もぴったり!自分のことだけではなく相手のことも配慮しなければ
うまくおさまりません。
また高いところの作業なので、大工さんとクレーンの運転手さんとの信頼関係も
とても大切なんです。

大工さんの見せ場!破風(はふ)を取付ます。
完成した後もよく見えてくるところなので、細心の注意で丁寧に取付ます。


最後に屋根に野地板(杉)(左写真)を張り、その上に断熱と吸音効果のある
フォレストボード(右写真)[仕様のページ参照]を張って屋根の仕舞を行います。

大工さん方の熟練した作業の進捗によって無事上棟ができました。
夕方には、お施主様にもお越しいただき、お祝いとして上棟式を行いました。

十木舎ではこうした作り手の顔が見える家つくりも大切なことの一つとして
考えています。


お施主様に建物の四隅にお清めをしていただきました。

我々十木舎とそこに携わる職人さん方一丸となって
完成・御引渡しまで全力で取り組んでいくことを祈念いたしました。


今後も、随時工事の状況や十木舎の家つくりについてお知らせ出来ればと
考えていますので、よろしくお願いします!

森谷