十木舎の現場日記がスタートしました。
現場監督の森谷です。
記念すべき第一回は地盤調査のお話にしました。
住宅を新築する際、さまざまな職人さんや業者さんによって作られていくわけですが、
実は一番最初に現場に入るのが地盤調査の業者さんの場合が多いですね。
実際に地盤調査をしているところを見かけるのは少ないかも・・・
でも、地盤調査って本当はすごく大事なんですよね。
何事も基礎が大事って言いますよね。その大事な家の基礎が造られる下の地盤が
悪ければ、いくらすごい基礎を造っても役に立ちません。
そこで、弊社では比較的低料金でボーリング調査並みの土質判定ができる
SDS(スクリュードライバーサウンディング)試験を採用しています。
今回はその模様です。
まずは、更地(さらち)の状態の計画地において、建物の配置を測っていきます。
基本的に調査するのは建物の四隅と中心の計5か所です。
場所が決まれば、計測機器で測定していきます。
こいつがSDS試験をする機械。小さくても優れもの。値段もけっこう高いみたいですよ。
このとがった先がSD(スクリュードライバー)なんですよね。
回転しながら地中深く入っていきます。
入っていく際の抵抗や音で土質(粘土・砂・礫・岩盤)等を判定していきます。
今回は一番深いところで3m入って固い地盤に当たりました。
深さにもよりますが、大体一か所15~20分くらいかかりました。
地上に上がってきたスクリュードライバー。これはどのあたりの土でしょうか?
土の中ってどうなってるんでしょうね?
見えない地中の歴史を感じてしまうのは私だけ?・・・
調査データが出てきました。これを持ち帰り、詳細なデータ解析をします。
後日、地盤調査結果が送られてきます。
その判定によって、固い地盤なのか、それとも地盤改良が必要なのかどうかがわかります。
仮に地盤改良が必要な判定になった場合は、その内容や施工方法によって、
かなり費用が変わってきます。見積を取り、十分検討が必要になりますね。
いかがでしたか?何となく地盤調査のことがわかっていただけましたでしょうか?
今後も現場のことを、いろいろお伝えしようと思っていますので、宜しくお願いします。
森谷