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夏の京北体験教室のご報告!
「夏の京北体験教室」を終えて・・・
十木舎が夏のイベントとして開催した「夏の京北体験教室~木の家の舞台裏をのぞいて見よう!~」
が、先週無事に終了しましたので今日はそのご報告です。
当日はあいにくの曇り空ではありましたが比較的涼しく、スタッフを含めると総勢25名で二条駅から
出発しました。
まず、最初に到着したのは国産材を専門にあつかう原木市場、北桑木材センター。
こちらは地元材を中心とした原木が集まり、定期的に行われる原木市に材木屋さん達が買付けに
来る場所で、大量の原木が山積みです。中央でご説明くださった方が代表の中坂会長。
普段あまり見ることのない原木の見方や、会長さんの計らいで再現していただいた競(せり)の様子。
皆さん木の年輪に興味津々♪
こちらでは原木以外にも薪ストーブ用の薪や、間伐材を使用したおが粉を製造販売されています。
ちなみにおが粉はワラ等と混ぜて牛舎の床に敷き、それらが糞で汚れると新しいものと取替えて、
汚れたおが粉を集めて発行させると有機肥料になるそうです。かなりエコですね!
次に向かったのは、十木舎の本社工場でもある京北プレカットのお隣にある京北森林組合。
先ほどの原木が製材される様子を見学です。ご案内いただいたのは京北森林組合の吹上さん。
大きな製材機は近くで見るとかなり迫力があります。それまでははしゃいでいたお子さん達も
直立不動で真剣な表情です。ここで製材されると、いよいよ建物に使える材木らしくなります。
続いては、製材された材木を更に建築資材として使えるよう加工する京北プレカット工場。
ここではCAD図面データを基にコンピュータ制御で材木を精密に加工します。
※詳しくは以前の現場ブログもご覧ください。→http://juhmokusha.jp/blog/?c=3
今回の反省点は、機械の音で参加者の方に説明がほとんど聞こえなかったこと。
家の要である構造材を加工するために大切にしていることをお伝えしたかったのですが、
用意したメガホンは小さくて全く役に立たず・・・本当にスミマセン!
それでも原木から家の柱になる過程をご覧になる中で、何かを感じていただけたと思います。
この後は近くの京北森林公園でバーベキュー。緑に囲まれての食事はやっぱり美味しいですね♪
残念ながらちょっとスリルのある木製遊具は老朽化のため使用禁止に・・・。
そんな中でもお子さん達は虫取りをしたりと元気一杯に遊んでいました!(写真は撮り忘れです☆)
午後からは無垢の木を使い家具を手づくりされている山の家具工房さんで木のバターナイフ作り。
豆カンナと紙ヤスリを使い、山の家具の田路さんに教えてもらいながら丁寧に形を整えていきます。
皆さんもくもくと集中して作業が進んだため、当初予定にはなかった焼きペンでそれぞれ名前を
入れて完成です!京北の桜の木で作った自分だけのオリジナル。長く大切に使ってくださいね。
木工体験の後は工房の外にいるヤギ達とふれあい♪
体は大きいですが、3頭とも人懐っこくてとってもかわいいです。
この後は京北の道の駅に寄り、約一時間で二条駅に到着しました。
今回はかなり盛りだくさんの内容でしたが、大人も子供も楽しめる内容になったかなと思います。
ご参加くださった方には、このような機会を通じて木を身近に感じてもらい、暮らしに木をとり
入れることの良さを実感していただけたならば幸いです。
また最後になりましたが、この度ご協力してくださった皆さま、本当にありがとうございました!!
大久保