家を建てるなら、自分で「左官をしてみたい!」「壁を塗ってみたい!」と思ったことはありませんか?
そんな方にはポーターズペイントをおすすめしています。
かなり以前のブログ記事でもご紹介しているのですが、プロでも素人でも誰が塗っても同じ仕上がりになる!という不思議な塗装材です。
通常のペンキと違い、細かな砂が混じった塗料なので、左官のようなザラッとした素材感がでます。
左官作業はコテを使うのでとても難しく、簡単には思ったような仕上がりならないのでセルフペイントにはおすすめできません。
しかし、ポーターズペイントであれば、誰でもそれなりのクオリティで仕上がるので、まったく刷毛を握ったことなどなくても、安心してトライできる優れものです。
そんなポーターズペイントを、先日完成した「岩倉の家4」のお施主様がセルフペイントに挑戦です。
さすがに一発勝負となるのは勇気がいるので、色選択を兼ねて練習へ。
京都でポーターズペイントの代理店をしている、インテリア末永さんのご自宅兼ショールームでレクチャーを受けながら、30分程度練習させてもらいます。
ちなみに末永さんのショールームには、木の家に似合う、椅子やテーブル等の家具も充実しています。
末永さんは細かなアドバイスもしてくれるので、家具選びに悩んだらぜひ相談しに行ってみてください
さて、練習もして簡単なことが確認できたら本番です。
まずは、今回塗装をする下地状態の壁と、周囲の珪藻土が仕上がった壁を塗り分けできるように、丁寧に養生をします。
準備が整ったら早速、思い切って塗っていきます。 まずは奥様が大胆に。
続いて、端の細かな部分をご主人が整えていきます。
やってみたくて、うずうずした監督の上村も参戦です。
小さなお子さんが見守る中
まずは1度塗りを終えました。
軽く乾くのを待ちながら、少しの休憩を挟んで、2度塗りに入ります。
全体の様子を見ながら、塗りムラを減らしつつ、仕上げていきます。
大きな刷毛は見た目以上にずっしりと重いこともあり、最後にはもう腕がプルプルしてきたと笑いながらフィニッシュです!
約3時間かかりましたが、素敵な壁に仕上がりました!
珪藻土のような調湿性能や脱臭性能はないので、広範囲に使うことはおすすめしませんが、様々な色から選べるので、空間にアクセントをつけるのにはもってこいですね。
「とっても良い思い出になりました!1面だけにしといてよかったです」
というのが、お施主様の最後のコメントです。
皆様もぜひ!
山浦
木造建築の職人で要は何といっても大工さんでしょう!
職人不足といわれる昨今。
長年、鍛錬を積み重ね、木造の特殊な「技」を身につけた大工さん。
その技術をいかんなく発揮できる現場も工業製品の台頭で少なくなってきている
現状があります。
そんな貴重な「大工さんの技」を
今回は少しご紹介しましょう。
日本建築、特にお茶室などの数寄屋建築や町家など伝統的な建物で
よく見かける丸太の柱など加工は、四角い柱などを加工するのと異なり、
特に専門的な技術が必要です。
丸太の桁(横の部材)に丸太の柱(縦の部材)が刺さるところです。
組み立ててしまえば、わからなくなりますが、
ここに大工さんの「技」が隠れています。
続いては京名栗(きょうなぐり)というもので
木材は栗(くり)ですが表面を(ちょうな)という道具で
特種な加工をしたものになります。
その京名栗の加工では第一人者
京都は京北の「原田銘木店」さんに製作をお願いした材料です。
「絶妙な反り具合」 (原田銘木店さん:https://www.kyonaguri.com/)
この京名栗の端を大工さんが現場に合わせて加工します。
事前に工場で加工されたこれらの部材を現場で組み立てました。
只今、十木舎で工事中の和風割烹店舗の玄関の一部です。
それぞれの部材が見事に納まっています。
いまから完成がとても楽しみです!
先日はこの技術を応用して、錆丸太(さびまるた)を使った
藤棚を作っていただきました。
今後も、大工さんをはじめ職人さんには
このような特殊技術をいかんなく発揮していただき
皆様のお役に立つお仕事を手掛けていきたいと思います。
今回は大工さんの「技」のご紹介でした。
森谷
先日は、花園の家の完成見学会にご参加いただき、ありがとうございました。
2日間で15組のお客様にお越しいただきました。
完成見学会は、十木舎の家を知っていただく機会になることはもちろんですが、
2つとして同じものがない、住まい手のための家からは様々なアイデアが見えてくると思っています。
それは私たちにとってもそうですし、
ご来場いただいた皆さまにも、これからの家づくりのヒントとなっていましたら、幸いです。
そして、約半年の工期を終え、無事に花園の家のお引渡が完了いたしました。
「家づくりが終わると、寂しいんです」とよくお施主様から言っていただくことがありますが、
それだけ長い時間と想いをかけて、家づくりに向き合って来られた家だからこそ、
もっともっと長いこれからの時間を、より愛着を持って、大切にお過ごしいただけることを願っております。
先週の土曜日に「石清水の家」をお引き渡しさせていただきました。
やっとこの時を迎えることができて、まずはほっと一息。お施主様からは心温まるお言葉をいただき、監督の森谷と私は嬉しい気持ちと、ちょっと寂しい気持ちで現場を後にしました。
資料を見直しますと、昨年の3月にはじめてお問い合わせをいただき、かれこれ1年と半年ほど。
お施主様のたくさんの思いが詰まった家です。
これからも末永くお住まいいただけたらと思います。
さて、お引き渡しの前にはいつも欠かさないイベントがあります。
それは、竣工時の写真撮影。カメラマンは我々が心から信頼を寄せる垂見孔士さん。いつも東京から来ていただいています。
実例紹介にも必ず名前がありますね。
十木舎の家をいつも温かく見つめてくれて、良いところを引き出してくれます。
ただその状況を写すのではなく、そこに流れる空気をカメラに切り取っているように感じます。
撮影の際は、必ずそばについて撮影補助をしながら終日家と向き合います。我々にとっては、じっくりと冷静に見直す良い機会でもあります。
実際に建った家の中で一日を過ごしていると、机上では分からないことが目の前に時間の流れとともに見えてきます。
また、垂見さんのふとした言葉や、話すことで気づかされることもたくさんあります。
十木舎を外から見守るお父さん!いや、お兄さんみたいな方です。
とても大切な一日。とてもクリエイティブな時間と学びの多い一日です。
これからも続けていきたいです。
夕景は特に心惹かれますね。
明かりが灯ると、家に命が入った感じがします.
垂見さんの撮った夕景の写真が楽しみです。
奥村
花園の家 完成見学会を開催させていただくこととなりました。
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建て替わりの時期を迎えた古い住宅街で、約28坪の十木舎の家が完成しました。
コンパクトでありながら3人のお子さまがのびのび暮らせるようにと、お施主様夫婦と何度も話し合いを重ね計画しました。
LDKはダイニングを中心とした間取りとし、近い距離間の中でもそれぞれが落ち着く居場所を作っています。
家族を見守れるよう全体を見渡せるアイランドキッチン
約3.5m幅のカウンターが目を引くスタディコーナー
庭に寄り添うゆったりしたソファやこだわりの詰まった洗面台など
限られたスペースを有効に使えるよう、すべて造作家具であつらえました。
大工をはじめとする職人たちが、丁寧に仕上げた木の家。
この機会に是非ご体感ください。
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【開催日時】
2024/10/19(土)•10/20(日)
10:00 / 11:00 / 13:00 / 14:00 / 15:00
【会場】
京都市右京区花園
🚃JR山陰本線 花園駅から徒歩16分
🚃JR山陰本線 円町駅から徒歩16分
🚃嵐電(京福)北野線 等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅から徒歩8分
■お申込みいただいた方には、詳しい地図を別途ご案内差し上げます。
■当日は駐車場のご用意がございません。お車でお越しの方は、近隣のコインパーキングをご利用ください。
【予約について】
ご予約はメール、電話、DMにて承っております。
TEL: 075-754-7232
MAIL: kinoie@juhmokusha.up
※ご予約時に【ご希望日時 / ご来場人数 / 緊急時のご連絡先】をお伝えください。
尚、ご希望の日時につきましては先着順とさせていただきますので,ご了承ください。
※ご予約をいただく際に下記項目をお願いしております。皆様に安心してご見学いただけますよう、ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします
●完全予約制で進行しております。
●感染症対策にご協力ください。
●抱っこのできないお子様、小学生以下のお子様のご入場はご遠慮願います。
(外で保護者の方とお子様が一緒にお待ちいただくことは可能です。保護者の方は順番にご見学いただけます。)
祝園の家2(今回の見学会の家とは異なります)