十木舎

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島本町の家 上棟しました!

今年も早いものであと数日・・いよいよ年の瀬となりましたね。
本年最後の現場日記は先日、大阪府は島本町での棟上げの様子をご紹介します。

島本町といえば綺麗でおいしい水が豊富なことで知られていますね。
こちらのお宅の屋根に上れば、あの有名なウイスキー蒸留所もすぐ目の前に感じられます。




そんな閑静な住宅街での上棟作業が始まりました。

大工さんがメインの上棟作業。何度経験してもこの日は特別な緊張感で
胸が高鳴ります!!


数十本の柱を立てて梁で繋ぐ。。。いわゆる木組みを繰り返し
2Fの床組まで組みあがりました。

このしっかりとした木組みも十木舎のこだわりの一つです。


そのこだわりは屋根の梁材にまで至ります。

こちらのお宅でも十木舎の特徴でもある深い軒を採用していただきました。
軒を支える登り梁が圧巻です!


軒裏に化粧で見えてくる登り梁とあって、大工さんもここは特に慎重に
時間をかけて納めていきます!

登り梁が納まり、建物全体が組上がってくるとそのスケール感に
何とも言えない高揚感がわいてきます。



屋根仕舞を終え上棟の作業は無事完了し、大工さんにも少し安堵の表情が
浮かびます。

整然と細かく並んだ登り梁がどんな表情を見せてくれるのか…今から完成が楽しみです!


本年も本当にたくさんのお客様よりご縁をいただきまして、大変ありがとうございました。
また引き続き来年も大工さんをはじめ、多くの職人さんと共に喜んでいただける家造りに
打ち込んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

それではまた来年の現場日記で。

森谷

山科の家 仕上げ工事

「山科の家」ではお引渡しに向け、様々な職人さんによる仕上げ工事の
真っ最中です!

十木舎では家造りだけではなく、その建物の外観の雰囲気に合わせて
外構工事も計画させていただきます。


駐車スペースではコンクリートの洗い出しの作業が始まっています。
通常のコンクリート仕上げも良いですが、職人さんによってひと手間かけることにより、また違った表情が現れます。

コンクリートの表面を水で洗い流し、石や砂を現していきます。

デッキブラシでゴシゴシと・・・

玄関へ続くアプローチは三和土(たたき)風仕上げを施します。

モルタルに色を付け、流し込んだ後、表面をふき取って仕上げます。

表面はあくまでも土の三和土のように・・・

自然な感じに仕上げるのが職人さんの腕の見せ所。


内部では左官職人さんが壁の珪藻土塗りをしています。

十木舎の内壁は調質効果の高い珪藻土塗りを標準仕様としています。

同じく標準仕様としている桧の無垢材フローリングや

窓やドアの入り口枠に使用している桧の無垢材とも相性がとても合っています!


見事なコテさばきの熟練の左官職人さん。

最後に建具職人さんです。
内部の建具は全て職人さんによって一枚一枚手造りされた、
十木舎オリジナルの建具を使用。


今では手作りの建具を使用する住宅も少なくなってしまいましたが、
部屋の中の雰囲気を造る上で、建具は非常に大きな要素となります。

材料とデザインにこだわった建具。
伝統的な建具を作る技術をもった建具職人さんも今では貴重な存在になりつつあります。

そんな伝統的な技術と十木舎のオリジナルデザインの建具を
今後も作り続けていきたいと思います。



今回は「山科の家」仕上げ工事でした。

森谷

西京極の家 上棟しました!

今年もいよいよ師走となり、皆さまお忙しくされていることでしょうね。

十木舎の現場日記も、久しぶりのブログの更新となってしまいましたが
「西京極の家」でも先日、無事上棟をさせていただきました。


十木舎では外観や室内のデザインなどの設計にこだわって家造りをしておりますが、
使用する木材や建材などにも重点を置き取り組んでおります。

中でも家の骨格である構造材になる木材と梁組は特に自信をもって
提供させていただいています。

柱は全て国産の無垢材 桧4寸角(12cm角)を使用。


柱をつなぎ床を支える梁材には、これもすべて国産の杉の無垢材を
使っています。
出来上がってしまえば見えなくなってしまう内部の構造にも
吟味を重ね、お施主様にご満足していただけるように努めています。


これらの梁を大工さんが慎重に組んでいきます。

特にご覧の梁材は室内の天井面に現しになるとあって
特に慎重になります。


天井面にあらわれてくる登り梁。
屋根を支える構造の役目だけではなく、

室内をより豊かな空間にしてくれることでしょう!


大工さんも上棟を終え少し安堵の表情が伺えますが、
そんな時間も束の間のこと・・・

いよいよ造作工事が始まります!

今回は「西京極の家」の上棟の様子でした。


森谷

草津の家上棟しました。

今回の現場日記は先日、無事上棟を迎えました「草津の家」
からお伝えします。

まずは基礎の上に土台を敷くところから始まります。

土台には国産、主に紀州産の無垢の桧材四寸角(12cm角)を使用。
基礎の上に黒く見える基礎パッキンを敷き、床下の通気を促します。


土台敷が完了した状態

土台が敷かれると、いよいよ柱を立てて上棟に向け構造材を組んでいきます。

家の中心には7m近い長さのある心柱(しんばしら)
こちらも桧の無垢材で五寸角(15cm角)あります。
大黒柱的な役割を果たします。

大工さん息を合わせて心柱を納めていきます!


こちらのお宅は家の形が正方形の計画をなされており、
屋根は寄棟のいわゆる「方形」ほうぎょうの形をしています。

その設計を活かす為、屋根を形つくる梁材を現しにしています。
中心から四隅にかかる梁材には7mの無垢の杉材を使用。
大工さん、ここは特に慎重に納めていきます。



組み上がってしまえば、簡単に思えてしまうところにも、
材木を切り出す山師さん
材木を製材する製材業
木を乾燥させて製品にする木材業。
設計図通りに木材を加工するため、CAD入力をするCADマン
加工指示通りに機械を動かすプレカット工場のオペレータ
そして現場で納める大工さん

いくつもの工程に係る方々の思いが詰まっていることを
胸に刻み大事に扱わなければなりません。

無事、棟の部分を組み上げ屋根を支える構造が見えてきました。
一番気を遣うところを納めた大工さん。少し安心した様子です。

お客様のお住まいへの思いを形に変える家づくりの仕事。

改めてやりがいと責任を感じた一日となりました。


森谷

岡崎の家大工さん奮闘中! 

秋の長雨も過ぎ去り、ようやく秋の深まりを感じられるようになりましたね。

ここ岡崎の家の現場では大工さんによる作業の真っ最中です。

こちらは壁に入れる断熱材を裁断しているところ。

十木舎の断熱材は「パーフェクトバリア」を標準仕様としています。
ペットボトルに使用されるポリエステルを原料し、環境と健康に優しい
だけではなく、長期劣化が少ない。壁内の結露を防止するなどの特徴があります。

厚さは10cmあります。

成形の際に接着材を全く使用していないので、お住まいになる方はもちろんのこと、

切ったり、充填作業をする大工さんの健康面にもとても配慮ができ、

十木舎こだわりの断熱材です。

床下にもこの断熱材を入れています。


断熱材を敷き詰めた後、フローリングを張っていきます。
フローリングはヒノキの無垢材。厚さは3cmあります。

大工さんにより一枚一枚丁寧に張っていきます。

こちらのお宅ではキッチン・リビングダイニングスぺースが吹き抜けになっています。


窓の外からは緑の合間から木漏れ日が差し込み、桧の現しになった梁材の木組みとあいまって、
素敵な空間が広がっています!

今後大工さんの工事が進んでいくのがとても楽しみです。

このつづきは今後の現場日記で。

森谷