十木舎

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岡崎の家上棟しました!

前回の更新からひと月あまり・・・いつの間にかお彼岸も明け
現場では金木犀の香りも漂い始め、少し秋の気配が感じられる季節となってまいりました!

今回の現場日記は先日上棟を迎えました「岡崎の家」からお届けします。



まずは上棟に先立って、弊社京北の工場での大工さんによる

構造材の手加工の模様から。

杉の梁材に溝を掘っているところ

上棟後の造作で板が入る溝を事前に加工しておきます!
このひと手間で作業性が増すばかりか、仕上がりの差が出るとあって
西川棟梁も真剣そのものです。

その横には大工さんによる手加工の順番を待つ次の梁が。。。

こちらは同じ梁でもヒノキです。ん~きれいです。

木材の吟味も十木舎の得意分野のひとつです!


さて、後日現場ではいよいよ上棟の作業に入ります。

こちらの現場では、周囲に電線があるなど、建て方には少し工夫が必要でしたが、

そこは経験も豊富でいつもお世話になっているクレーンのオペレータさん。

いともたやすく電線をよけ、大工さんが作業しやすいサポートをしてくれました。

まさにファインプレー!脱帽です。

順調に組みあがっていきます。



工場で棟梁の加工した梁材も、大工さんによって慎重に組んでいきます。

二階の梁が組みあがると、次は屋根を組んでいきます。

屋根には斜めの梁材を入れることで、より頑丈に。

垂木は高さが9cmの材木を採用して、屋根の荷重をしっかり支えます。

全て国内産の無垢材を使用しています!

こうして無事建て方を終え、翌日には上棟式が執り行われました。
お施主様、棟梁、大工さんと一緒に上棟の御祝をいたしました。

我々、十木舎のスタッフも改めて今後の工事の安全と竣工・お引き渡しを
心に刻んだ一日となりました。

森谷

城山台の家 タイル工事

木津川市は城山台の家の工事も順調に進み、
いよいよ仕上げ工事に入っています!

今回の現場日記はその中でもタイル貼りの様子です。


トイレの腰壁です。ボーダータイルのシートを貼り付けます。

シートをはがしたところ・・・
まだ目地が入ってません。



ホワイトの目地を詰めました。



床には30cm角のタイルを貼ります。

こちらもホワイトの目地をいれました。
こんな感じです。

いい感じに仕上がりました!

同じようなタイルでも目地の色で少し雰囲気が変わります。

こちらはグレーの目地材を入れます。
タイル職人さんが手際よく目地材をコテで詰めていきます。

目地材が十分に詰まるとそれをスポンジでふき取っていきます。

一度ふき取ってから再度きれいになるまで・・まんべんなくふき取ります。

あとは乾燥を待つばかり。。。


タイル工事が終わると、続いて左官職人さんによる壁の珪藻土塗りです。


城山台の家、工事も終盤にさしかかります。

残暑に負けないように、ますます気を引き締めて職人さんと共に張り切っていきます。

森谷

山科の家 深い軒

お盆も終わりましたが、ここ京都でもまだまだ暑い日が
続いております。

今回の現場日記は山科の家からのお届けです。

こちらのお宅は南側に面したリビングの深い軒先が特徴です。

上棟時の様子です。


先日、開口部に大きなガラスをはめ込みました。

深い軒で日光の入り方を調節し、その代わり大きな開口を設けることで
明るさと開放的な空間を実現します!


登り梁をはねだすことによって、これだけ長い軒を支えることができます。

軒の天井 軒天(のきてん)には無垢の杉板を張ります。




深い軒のしつらえがとても良い感じ。

大工さんも外部の仕事が終わるといよいよ内部の造作に入っていきます。

今回は山科の家の深い軒のご紹介でした。

森谷


岡崎の家 地鎮祭と地盤改良

今年の夏も早8月となりましたね。
ここ京都でも毎日とてつもなく暑い日が続いています。

十木舎の各現場でも、大工さんをはじめ職人さん方
額の汗をぬぐいながら日々奮闘中です!



そんな中、京都は中心部に近い岡崎の地でこのほど
新たに地鎮祭が執り行われました。


祝詞奏上に引きつづき、宮司様によって笛が奏でられました。
辺りのには荘厳な笛の音が響き神聖な雰囲気に包まれます。

建物の四方にあたるところを清める、四方払いの儀。

これら一連の地鎮の儀によって、工事の安全と竣工を祈念いたしました。

後日、現場では基礎工事に先立ち地盤の改良・補強工事を行いました。

事前に調査会社によって地盤の強度を調査し、地盤改良が必要な場合は
その調査結果に応じた地盤補強工事を施さねばなりません。


今回は柱状改良という手法です。

4m近くある大きなドリルで地面に穴を掘っていきます。


固い地盤に届く深さまで掘り下げていきます。

穴の中です。


セメントと土を混ぜ合わせ埋め戻します。

最後に転圧して完了。こちらの現場では20数本の柱を施工しました。

この地盤改良を終えて、現場ではいよいよ基礎工事に着手します。

「岡崎の家」今後の現場日記をどうぞお楽しみに!

森谷

山科の家 祝上棟

京都は祇園祭りの季節となり、ここにきて暑さもとても厳しくなって
きました。

先日、そんな梅雨も終わりに近づきました晴れ間に

「山科の家」無事上棟をむかえられました!

山科の閑静な住宅街に大工さんのカケヤで木材を叩く音が響きます。

上棟に先立ち、お施主様と設計で幾度となく打ち合わせを重ね、
思いの詰まった建物。大工さんも自然と気合が入ります。

事前に弊社加工場で下準備にも余念がありません。

吹抜の天井の梁です。
板張りになる所には事前に板の入る溝を掘っておきます。
このひと手間を掛けることで、仕上がりが格段にきれいになります。




現場ではそのひと手間かけた
大工さん一人一人が慎重に気を使い納めていきます。




上棟を無事納め、現場では造作工事に移っていきます。


いよいよ夏本番。

今年の夏も暑さが厳しいようです。みなさまもどうぞご自愛ください。

森谷