十木舎

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寺田の家 写真撮影のご報告

5月29日(水)にお引渡し前の竣工写真を撮影いたしましたので、レポートさせていただきます。

城陽市の寺田に、延床面積約29坪の家が完成しました。
リビングダイニングは2階へ設けて、周囲との視線が交わらないよう窓を配し、勾配天井によって明るく開放的な空間としました。

キッチンと食器棚は、全て造作で「桧」を使用しております。

外壁は、お施主さまのご希望で「焼杉」板張りを使用しております。

「焼杉」板張りの特徴は、耐久性・耐候性だけでなく、メンテナンス性が高いことがあげられます。多くの外壁材の耐久性が15年から20年程度と言われる中、「焼杉」は30年以上は持つと言われています。

また、自然素材を使用することで、風合いや経年変化も魅力のひとつです。
50年先までお家の成長を楽しむことができます。

撮影は今回も、我々が心から信頼を寄せる垂見さんに依頼させていただきました。
垂見さんが撮影してくださる竣工写真は後日ホームページにアップする予定ですので
乞うご期待ください!

川内

静市の家 完成見学会のご報告 

はじめまして、5月から十木舎に入社いたしました川内(カワチ)と申します。
今回はじめて家づくりレポートをさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

先週末に「静市の家」完成見学会を開催いたしました。お足元の悪い中、お越しいただき誠にありがとうございました。
多くのお客様にお越し頂き、ご盛況のうちに無事終了することができました。


見学会の中でお客様から頂いた声や、家づくり初心者の私が実際に感じたことを発信していこうと思います。


家の中へご案内するとお客様から「木のいい香り」という第一声を頂きます。
床材の桧は、 厚み3㎝、幅13.5㎝、長さ4mの自然素材を使用しております。 ほかにも、杉や栗など用途に応じた木材を選ぶことができます。
17日(土)は雨のおかげで、一層桧のいい香りを体感していただくことができました。


また、多くのお客様が東面に設けた大きな窓から望む、山の雄大な風景や叡山電車が通過する様子を楽しまれていました。
何気ない暮らしの中にも、この大きな窓から見える景色が四季や時間の流れを感じさせてくれます。そんな生活を想像するだけで心が踊りますね。

ほかにも、2階のアトリエ空間やアーチ状の入り口など、十木舎の今までの事例にない家づくりに触れることができました。

今後とも、皆さまに有益な情報をお届けできるよう努めてまいります。

竣工写真は次回のお楽しみに!

川内

薪ストーブ

本格的な寒さを感じ、今年も残すところ数週間…
この時期、家に帰ってうがい手洗いの次にすることといえば暖房器具をつけることでしょうか。


今回は薪ストーブのご紹介です!
弊社事務所ではネスタ―マーティンM43を採用しています。
ガラス面が大きく、ダイナミックな火の揺らぎを楽しむことができ、
ゆらぐ火とそのあたたかさに寛いで、ウトウト…

今年の夏に竣工したお家でも薪ストーブを設置しました。
こちらはAGNI-HUTTE(AGNI)というコンパクトな薪ストーブ。
このかわいらしさ…我が家も検討すればよかったかなと思っちゃいました。

薪ストーブは火をつけてから、ストーブ本体があたたまり部屋全体があたたかくなるまで、 少々時間がかかります。ですがエアコンより空気が乾燥しにくく、遠赤外線の効果でじんわり体の芯から あたためてくれます。 そして電気やガスを使用しないため、燃料(乾燥した木など)があれば災害時でも暖をとることが できたり、お湯を沸かしたり焼き芋など簡単なお料理も楽しむことができます(本格的なお料理ができる物も)  弊社でも昨年は何度か焼き芋を楽しみました!

メンテナンスは、数回の利用でもそのシーズンがおわれば円筒から本体まで全て掃除します。煙突の中にブラシを入れて汚れを取ったり、可能なお家では分解して洗うことも。ご自分でも専用の道具があれば可能ですが、薪ストーブ業者にお願いすることもおすすめです!
掃除をせずそのままにしておくと煤やタールがこびりついてしまい、通気口を塞ぎうまく空気が流れなくなります。付着して時間が経った汚れより、早い方が落ちやすいので毎年のメンテナンスを。

薪ストーブをご検討の際はお気軽に聞いてくださいね!
事務所の薪ストーブの火入れが待ち遠しい山田でした~

ポーターズペイント

家を建てるなら、自分で「左官をしてみたい!」「壁を塗ってみたい!」と思ったことはありませんか?

そんな方にはポーターズペイントをおすすめしています。
かなり以前のブログ記事でもご紹介しているのですが、プロでも素人でも誰が塗っても同じ仕上がりになる!という不思議な塗装材です。

通常のペンキと違い、細かな砂が混じった塗料なので、左官のようなザラッとした素材感がでます。
左官作業はコテを使うのでとても難しく、簡単には思ったような仕上がりならないのでセルフペイントにはおすすめできません。
しかし、ポーターズペイントであれば、誰でもそれなりのクオリティで仕上がるので、まったく刷毛を握ったことなどなくても、安心してトライできる優れものです。

そんなポーターズペイントを、先日完成した「岩倉の家4」のお施主様がセルフペイントに挑戦です。

さすがに一発勝負となるのは勇気がいるので、色選択を兼ねて練習へ。
京都でポーターズペイントの代理店をしている、インテリア末永さんのご自宅兼ショールームでレクチャーを受けながら、30分程度練習させてもらいます。

ちなみに末永さんのショールームには、木の家に似合う、椅子やテーブル等の家具も充実しています。
末永さんは細かなアドバイスもしてくれるので、家具選びに悩んだらぜひ相談しに行ってみてください

さて、練習もして簡単なことが確認できたら本番です。

まずは、今回塗装をする下地状態の壁と、周囲の珪藻土が仕上がった壁を塗り分けできるように、丁寧に養生をします。
準備が整ったら早速、思い切って塗っていきます。 まずは奥様が大胆に。
続いて、端の細かな部分をご主人が整えていきます。
やってみたくて、うずうずした監督の上村も参戦です。
小さなお子さんが見守る中
まずは1度塗りを終えました。

軽く乾くのを待ちながら、少しの休憩を挟んで、2度塗りに入ります。

全体の様子を見ながら、塗りムラを減らしつつ、仕上げていきます。
大きな刷毛は見た目以上にずっしりと重いこともあり、最後にはもう腕がプルプルしてきたと笑いながらフィニッシュです!

約3時間かかりましたが、素敵な壁に仕上がりました!

珪藻土のような調湿性能や脱臭性能はないので、広範囲に使うことはおすすめしませんが、様々な色から選べるので、空間にアクセントをつけるのにはもってこいですね。

「とっても良い思い出になりました!1面だけにしといてよかったです」
というのが、お施主様の最後のコメントです。

皆様もぜひ!

山浦

竣工写真

先週の土曜日に「石清水の家」をお引き渡しさせていただきました。
やっとこの時を迎えることができて、まずはほっと一息。お施主様からは心温まるお言葉をいただき、監督の森谷と私は嬉しい気持ちと、ちょっと寂しい気持ちで現場を後にしました。
資料を見直しますと、昨年の3月にはじめてお問い合わせをいただき、かれこれ1年と半年ほど。
お施主様のたくさんの思いが詰まった家です。
これからも末永くお住まいいただけたらと思います。

さて、お引き渡しの前にはいつも欠かさないイベントがあります。
それは、竣工時の写真撮影。カメラマンは我々が心から信頼を寄せる垂見孔士さん。いつも東京から来ていただいています。
実例紹介にも必ず名前がありますね。
十木舎の家をいつも温かく見つめてくれて、良いところを引き出してくれます。
ただその状況を写すのではなく、そこに流れる空気をカメラに切り取っているように感じます。

撮影の際は、必ずそばについて撮影補助をしながら終日家と向き合います。我々にとっては、じっくりと冷静に見直す良い機会でもあります。
実際に建った家の中で一日を過ごしていると、机上では分からないことが目の前に時間の流れとともに見えてきます。
また、垂見さんのふとした言葉や、話すことで気づかされることもたくさんあります。
十木舎を外から見守るお父さん!いや、お兄さんみたいな方です。

とても大切な一日。とてもクリエイティブな時間と学びの多い一日です。
これからも続けていきたいです。

夕景は特に心惹かれますね。
明かりが灯ると、家に命が入った感じがします.
垂見さんの撮った夕景の写真が楽しみです。

奥村