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「篠町の家」上棟しました
いよいよ今年も年末に近づき、寒い日が多くなってまいりました。
今回の現場日記は亀岡市は篠町にて、無事上棟の作業を終えました
「篠町の家」の上棟作業のご紹介です。
亀岡は霧の多いところで知られていますが、この日も朝から霧が立ち込め
ようやく青空がのぞいたのは、作業も進み大工さんが二階の床組を始めたころ。
作業も順調に進み、床の梁がみるみる組まれていきます。
柱は全て国産の桧4寸角です。梁は同じく国産の杉
910ピッチ角に細かく梁組していきます。
床梁が組まれると続いては2階の屋根、小屋梁を組んでいきます。
2階の小屋梁となると高くなり、ここからは大工さんも慎重に。
でもそこは慣れている大工さん。どんどん進めていきます。
屋根の中心に入る棟木(むなぎ)を組みます。屋根を支える大事な部材です。
完成した後は天井に化粧で現し(あらわし)になります。
大工さんも特に慎重になります。
棟木をつないでいきます。
無事、棟木が納まりました。
棟木に登り梁をかけていきます。
ここまでくると屋根の形が見えてきます。
十木舎では屋根の野地板に至るまで、全て国産の無垢の木材にこだわって
います。
杉の野地板を張っていきます。
野地板の上には屋根材の消音・断熱効果のため、
「フォレストボード」を敷いていきます。
これも杉皮を固めた自然素材。透湿効果に優れ屋根裏に湿気が籠るのを
防止します。
フォレストボードの上には屋根の下葺き材(ルーフラミテクト)を敷いて
屋根じまいの完了。これで雨が降ってもひとまず安心です。
このルーフラミテクトも遮熱性、透湿性に優れ、屋根裏の結露を
防止します。切れ端などのを残材として焼却処分したとしても
有毒ガスを発生しないなど、環境にも配慮された建材です。
このように十木舎では木材・建材に至るまで厳選した素材を使うことで
お施主様はもちろんのこと、社会に役立つ住環境を作り続けていきます。
と屋根の上に立ち、亀岡の山並みを眺めながら誓った上棟作業になりました。
森谷