十木舎

腰掛待合 Koshikake Machiai

腰掛待合

Koshikake Machiai

お茶の教室をされている施主の自邸に、腰掛待合と露地を全面改修しました。

飛び石のままに露地を進むと現れる腰掛待合は、
束石の上に、90Φの北山杉の磨き丸太の柱を建て、同じく磨き丸太の垂木に
小舞を流して、杉の赤柾の天井板を張りました。屋根は銅板葺きとしています。

腰掛待合は、客人が亭主の迎えを待つ場所であり、客人が息を整える場であることから、
隣家との境には杉皮と焼杉の塀を立て、日常と切り離されるような空間を作りました。

場所:京都市中京区
完成:2022年12月
設計・施工:十木舎
写真:垂見孔士氏

杉皮の板塀と奥に腰掛待合を見る
腰掛待合
露地は植藤造園さんにお任せしました