十木舎

粟生の家 House of Ao

粟生の家

House of Ao

長岡京西山の麓にある、住宅が詰まった狭小地に建つ小さな家。
狭小で不整形な敷地の中でも広く感じられる間取りを考えた結果、変形五角形の寄棟屋根の建物としました。
五角形の勾配天井に包まれた2階リビングのコーナー窓からは、西山の山並みが見通せて気持ちの良い風が流れ込みます。
個室と水回りが集まる1階部分は、小さいながらも窮屈さを感じさせないように配慮しました。各所に本棚を造作し、また螺旋階段を採用するなど限られた空間を無駄なく使い、楽しく暮らせるための工夫をちりばめました。

場所:長岡京市粟生
完成:2025年8月
規模:71.55㎡(21.64坪)
設計・施工:十木舎
写真:垂見孔士氏

キッチン側を見る 床は全体に杉を採用
キッチン横には納戸を兼ねたパントリー
チェリー材で造作したキッチン
屋根形状に沿って傘のように天井が広がる
コーナー窓からは、西山の山並みが望める
ヒノキの踏み板を使った螺旋階段
螺旋階段によって、1階へも光が差し込む
各居室間の壁には、造り付けの本棚を計画した
玄関
全景