有栖川の家
隣家が近接した土地の制約のなかで、敷地目いっぱいに計画した延床面積およそ32坪のお住まいです。
ご家族が集まるダイニングにはハイサイドライトを設け、空間全体が明るくなるようにしました。
ダイニングとリビングは、ひとつながりでありながら、天井の高さやしつらえに変化を加えることで、
それぞれの居心地の良さを感じられます。
1階の床にはクリ材を採用し、ヒノキやスギとはまた違った表情がうかがえるのも特徴です。
造作のベンチ、テーブル、カウンターは贅沢にすべてタモ材で統一し、ナチュラルで端正な印象に仕上げました。
玄関。
キッチンからリビング・ダイニングを見る。
東側に設けたハイサイドライトからやわらかい光が差し込む。
梁を現したダイニングキッチン。
造付けのダイニングテーブルとベンチ。タモ材で造作。
キッチンからリビングをみる。
2階の書斎は杉板張りの勾配天井。
障子越しの光が心地良い。
造作の収納棚。ベンチがあり、読書空間に。
夕景。
- ■場所:
- 京都市右京区嵯峨野有栖川町
- ■完成:
- 2018年10月
- ■規模:
- 延床面積 106.06㎡(32.08坪)
- ■設計・施工:
- 十木舎
- ■写真:
- 垂見孔士氏