十木舎

兵庫の家 House of Hyogo

兵庫の家

House of Hyogo

周囲を山々に囲まれ、おおらかな田園風景が広がる敷地には、町中に建てることと違い、自然環境に配慮した家づくりが必要でした。
それは暑い夏の日差しや、長い冬の寒さに耐えられる、断熱や気密など建物の性能を高めることと同時に家の中でいかに居心地よく暮らしていただくかをしっかりと考え、備えることでもありました。
深い庇やインナーデッキ、柔らかな光を取り込む為のハイサイドライト(高窓)等随所に工夫が詰まっています。
また、スタディーコーナーや読書コーナー、まきストーブのあるファイヤースペースなど家族がそれぞれ思い思いに自分の居場所を見つけ、適度な距離感の中で生活を楽しめることも大切です。
ご入居されて、ご主人が庭づくりに奮闘中。ゆっくりと時間をかけて育てていくお庭がとても楽しみです。

場所:兵庫県多可郡多可町
完成:2014年3月
規模:延床面積 265.24㎡(80.24坪)
設計・施工:十木舎
写真:垂見孔士氏

リビングからダイニングを見る。
ダイニングから庭を見る。木製建具が壁の中に引き込みインナーデッキと一体になります。
家族みんなが集まる大きなダイニングテーブル。
奥様のこだわりが詰まったオリジナルの造作キッチン。主にタモ材で製作。
キッチンから部屋全体を見渡すことができます。
スタディーコーナー。ダイニングの脇に位置しているが、床を30cm下げ天井を低めにすることで落ち着いた環境を作っています。
薪(まき)ストーブとオリジナルの格子の建具。
無垢材で作ったリビングの飾り棚。奥は書庫。
リビング。ソファーの奥は読書コーナー。
読書コーナー。畳敷きでゴロゴロしながら本が読める。
和室続き間。桧の柱、梁が美しい。
床の間、床框は桜。
和室横の手洗いカウンター。
玄関。北山杉の手すりと桧の式台がやさしく迎える。
造作の洗面化粧台。鏡が横へスライド。中が収納になっています。
外観全景
玄関へのアプローチ。床はモルタルふき取り仕上です。
南側外観。屋根の上の窓は、リビング上部のハイサイドライト。
リビング前のインナーデッキ。外部でありながら室内のような安心感のある空間です。