線路沿いに建つ、延床面積約66坪の2世帯住宅です。
このエリアは風致地区の特別修景地域に指定されており、瓦葺の屋根など、周囲との調和を図る意匠が求められた為、和の趣を残しながらすっきりとした外観の印象を心掛けました。
6寸のひのきの通し柱を中心とした26畳のLDK。リビングは2階まで届く大きな開口部がダイナミックでありながら、外からの視線や空間のバランスを考え、窓の配置に配慮しました。特に大きな開口部は、断熱性能の向上と電車の音を軽減するためにトリプルガラスとしています。また、床材には1・2階ともに施主の希望だったウォールナットの無垢材を使用しています。

場所：京都市左京区岩倉
完成：2022年5月
規模：219.30㎡（66.34坪）
設計・施工：十木舎
写真：垂見孔士氏