十木舎

大原の家 House of Ohara

大原の家

House of Ohara

京都の中心から程近い、自然豊かな大原の地に建つ新築の店舗併用住宅。
十木舎では初となる店舗付きの住宅は、全体で約50坪、その中で約36坪が住居スペースとなる木の家です。
敷地は風致地区の指定を受けた地域でもあり、瓦屋根の和風の外観にて計画し、周囲の町並みや景観に溶け込むよう配慮しました。
お施主様の長年の夢でもあった洋菓子店(「菓子工房&Cafe まめの木」さんといいます)を1階に構え、2階を生活空間としています。
恵まれた自然環境を存分に取り込めるよう、窓の位置や高さ等にもこだわった丁寧な計画をすることで、時の経過や四季の移ろいを感じる事ができる豊かな住まいとなりました。

場所:京都市左京区大原
完成:2016年9月
規模:延床面積 160.43㎡(48.53坪)
設計・施工:十木舎
写真:垂見孔士氏

2階ならではの屋根形状に沿った勾配天井がLDKを伸びやかな空間に。ダイナミックに現れた梁が印象的。
リビングには壁一面の本棚。その脇にはLDKとゆるやかにつながる4.5帖のタタミスペース。
料理教室も計画しているこだわりのキッチンと、タモ材で製作したオリジナルの背面キャビネット。
深い軒によりバルコニーと一体的につながるダイニング。
ダイニングからは大原の霧立ち上る山々の景色が望める。
左官の壁と無垢の木の雰囲気を活かした、ゆったりと落ち着きのある店舗。
座ると山並みが現れる、杉の一枚板のカウンターコーナー。
店舗の入り口でもある玄関は、軒が深く垂木現しの軒裏が美しい。
店舗入り口を正面から見る。