十木舎

山科の家 House of Yamashina

山科の家

House of Yamashina

角地に建つ延床約46坪の山科の家は、ドーマー窓のある大きな屋根が印象的です。
窓の大きさに制限のかかる準防火地域でありながら、南向きの全面開口と梁を活かした杉板張りの勾配天井によって、家全体に明るさを取り込みます。
また軒を深くすることで、外からの視線と光が程よく遮られ、開放的でありながらも落ち着きのある空間としました。
来客の多いお施主様のライフスタイルに合わせ、リビングダイニングと和室をつなげることで、広々とした空間を確保するだけでなく、生活動線を考えた十分な収納と家事スペース、家族用玄関や2階のサブリビングなど、プライバシーにも配慮した住まいになりました。

場所:京都市山科区西野
完成:2017年12月
規模:152.64㎡(46.17坪)
設計・施工:十木舎
写真:垂見孔士氏

ダイニングと和室とのつながり。建具で仕切ることができる。
リビングからダイニングを見る。
ダイニングからキッチンを見る。
南側の大きな開口部。
断熱にも優れたハニカムスクリーンで視線や外光をコントロール。
和室。杉の柾板をゴマ竹の竿縁で押さえた天井。
和室とダイニングとのつながり。
リビングスペース。ソファとローテーブルは永野製作所さんによるオリジナル。
階段の踊り場に本棚を造作。
ベンチがあり、ちょっとした読書空間に。
2階のサブリビング。ドーマー窓から光が差し込む。
サブリビングから1階を見下ろす。
2室連続した子供室。
クリのカウンターを使った造作手洗い。
ランドリールームとして使う家事室は、ウッドデッキで庭とつながる。
南側外観。
ヒノキのウッドデッキと深い庇が庭と建物をつなぐ。
アプローチから全体を見る。
玄関ポーチへのアプローチ。
夕景。