岩倉の家




叡山電鉄の沿線、三宅八幡宮や蓮華寺といった古刹の気配が漂う風致地区での計画です。周囲の景観に配慮し建物の大きさを抑えながらも、ダイナミックな内部空間を実現しました。深い庇と南向きの木製サッシによる大きな開口、2階へと続く勾配天井により、庭と建物が一体的に感じられる心地良い空間が広がります。丁寧に計画された間取りや2階とのつながりが、程よい距離感で暮らしながら、自然と家族がダイニングに集まる住まいとなりました。

木製サッシとFIXガラスによる開放的な開口部。

キッチンからの眺め。板塀と植栽により外部からの視線をコントロールする。

ダイニングからリビングを望む。

2階から見下ろす。

キッチンの背面収納はオーク材によるオリジナル造作家具。

リビングの造り付ソファ。座面の下は引き出し収納。

庭を楽しむことができる和室。

広々と使える一体成型の造作洗面カウンター。

キッチンとつながるパントリー。

2階の廊下の先には3帖の書斎。

書斎は低めの天井により屋根裏のような空間。カウンターはウォールナットの一枚板。

2階の寝室は開口部を高い位置に設け、落ち着きのある空間とした。

造作の腰掛と手摺棒がある玄関。

建物の外壁と同じ仕上げの塀が、外観をシンプルにまとめる。

雨が降っても窓を開けていられる深い軒。

■場所:
京都市左京区岩倉
■完成:
2017年3月
■規模:
延床面積 127.64㎡(38.61坪)
■設計・施工:
十木舎
■写真:
垂見孔士氏