十木舎

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左官・塗り壁体験

左官の壁の魅力

先日、京都左官協同組合が主催する、左官・塗り壁体験に参加してきました!
建築士を対象とした、左官の塗り壁に理解を深めてもらおうという体験型の講習会です。
河村と二人で半日間、土と格闘してきました!

一時間ほどの座学のあとすぐ実技へ。
先生のお手本の後、いざコテで土と格闘!下にボタボタ、服にベチョベチョ。
私も河村も必死でコテを動かしますが、なかなかうまくいきません。



弊社は標準の仕様を、壁天井共珪藻土の左官仕上げとしていますから、普段から職人さんのコテさばきは見ているつもりですが、いざ自分でやってみるとまるっきりダメで、あらためて職人さんの素晴らしさを実感しました。

先生はさすがに素晴らしい。正確さとスピード。たくさんのコテをお持ちですが、普段生徒さんの使う練習用のコテをすっと取り、ものの五分程度で仕上げてしまいました。

他の皆さんも奮闘中。日頃建築の仕事をしている方々とはいえ、我々と同様コテを握るのは初めてな人ばかり。知識はあっても、やはり体は思うように動かないようです。

塗り壁は調湿効果に優れ、防カビや脱臭機能、その他耐火性能や断熱性能もある日本の風土に適した素晴らしい仕上げです。そして部屋全体を何とも言えないやさしく、手触り感のある居心地のいい空間にしつらえてくれます。
あらためて左官の魅力を知る一日となりました。

奥村