出町の家




古くからの商店街も近い賑やかな界隈の狭小地に建つ、床面積約27.5坪の新築住宅。
建物間口は約3間ながら、敷地を最大限に活かし採光と風通しを考え計画することで、快適で暮らしやすい環境を整えました。
全体がコンパクトなため、玄関やキッチン・リビング周りには作り付けの家具をしつらえ、すっきりとした収納を確保しました。また、人通りの多い道路からの視線を気にせず過ごせるように工夫した外構計画や、室内側からのスクリーンもポイント。京都の町中で実現する、シンプルで温もりのある無垢の木の家が完成しました。

壁際にはテレビを置くための作り付カウンター。

ダイニングの天井は梁をあらわし、桧板張りにすることで空間に変化をもたせた。

ダイニングの横にはキッチン側と廊下側から使えるカウンターと壁面収納。

玄関は一部が階段下になるため、その部分に下足収納を設置。

二階の床は杉の無垢材を使用。独特の柔らかな風合いが特徴。

和室は杉の竿縁天井、室内と緑側を隔てる一面の障子。

床板は建替前の家に使われていた欅の板を再利用。床柱はカリンの木。

■場所:
京都市上京区
■完成:
2016年6月
■規模:
延床面積 91.11㎡(27.56坪)
■設計・施工:
十木舎
■写真:
垂見孔士氏